初めての家づくり講座で、お金の事や土地選びの注意点について書きました。
いよいよ、「家づくり」です。
とその前に・・・建築会社選を選ぶ前に覚えたておいてほしい3つの事があります。
[aside type=”boader”]- 風雨から家を守る
- 断熱性能の高い家
- 湿気から家を守る
カタログやを見たり、住宅展示場に行く前に頭に入れて置おきましょう!
1.風雨から家を守る
「雨漏りなんてめったにしない」
「悪い業者にあたらなければ大丈夫」
なんて思っていませんか?
実は、どんな家でも雨漏りする可能性があります。
ハウスメーカーの家だろうが工務店、建築家、すべての家に可能性があります。
新築物件の5%とも言われるほどなので、雨漏りを完全に防ぐことは難しいのです。
ですが、雨漏りに対して、説明不足や対策を施していない業者が多くいる事も事実です。
雨漏りが最も多い箇所は外壁
雨漏りと言うと天井から落ちくるイメージがあるので屋根を想像しますよね。
しかし、もっとっも多く報告されているのが、外壁からの雨漏りです。
水は上から下に逃げ場を求めます。真っ平らな外壁なら問題ないでしょう。しかし、住宅は少なからず凹凸があります。
ベランダ、窓、コーキングの切れ目等、いたる所にあります。水はそんな隙間を逃さず侵入してきます。
そして、日本は風が強く、横(ななめ)から雨が降ります。上からではありません。
その風雨を防いでくれるのが、屋根とその軒や庇です。「ダサい」「カッコ悪い」等の理由で付けないのは大きな間違いです。
関連記事:庇(ひさし)のメリットを紹介!雨や紫外線から家を守る重要建材です
[box class=”pink_box” title=”こんな家は要注意”]最近の注文住宅を見て下さい。屋根が無い四角い家、屋根の軒が無い家、片側しか屋根の無い家を見かける事がありませんか?
こういった家を建てる場合は、特に注意が必要です。
[/box]雨漏りから家を守るポイント
- 外壁に目地(継ぎ目)の無い家を建てる
どんな家でも劣化をします。特に気を付けたいのが、コーキング(シーリング)です。外壁にある目地の事です。
どんな家でも10年で劣化すると言われています。築年数10年程度の住宅を見ると、サイディングが微妙にゆがんでいるのが素人目でもわかります。
酷い場合だと、5年も持たない場合もありす。ローコスト住宅では、特に多いです。人件費を減らすために、施工技術や知識の少ない職人を使ってしまった場合に起こりえます。
- 透湿・防水シート
雨漏りに対してもっとも重要な建材です。
家の劣化による、外壁からの雨水の侵入は防ぐことが出来ません。
製品は、デュポンの『タイベック』がおすすめ。と言うより一択です。見積書の欄に違うメーカーが載っていたら変更してもらいましょう。
関連記事:【デュポン タイベック】の『透湿・防水シート』おすすめはシルバーです。
[box class=”pink_box” title=”透湿・防水シート”]雨漏り最後の砦です。家に重大な欠陥を及ぼす雨水の侵入を防いでくれます。そして、木材や断熱材を湿気から守ってくれる建材です。目に見えない部分のなので、おろそかにしないようにしましょう。[/box]
- 雨漏りしにくい家を建てる
雨漏りしにくい家は、屋根があって凹凸の少ない家です。
出来るだけシンプルな形状が、雨漏りしない家です。
切妻屋根(三角屋根)の四角い家がベストなんです。二階建てなら総二階建てです。
総二階が気になる方は、次の記事を読んでみて下さい!
関連記事:総二階の外観をおしゃれに!安っぽくならないための建材選び。
[box class=”pink_box” title=”総二階メリット”]建築コストが安く、地震にも強い、雨漏りにも強い。とにかくメリットの多い住宅です。雨漏りに詳しい方なら間違いなく、シンプル設計や総二階を建てます。
逆に雨漏りの多い住宅は、デザインハウスや外観にこだわった注文住宅と言う事を覚えておきましょう。
[/box]2.断熱性能の高い家
高気密・高断熱の家って聞いたことがありますか?
これから日本の住宅は省エネ住宅が基準になります。ZEH(ゼッチ)/ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスです。
簡単に説明すると、「1年を通して健康的で安全・快適に暮らせ、かつ電気代がかからない住宅」です。
高気密・高断熱の家は、この基準を達成できている住宅です。それ以外は、高気密高断熱と呼ぶべきではありません。勘違いする方が多くなってしまいます。
断熱性を高くするには?
断熱性能を高めるには、家の形、工法、断熱材、窓、換気システム等にこだわりが必要です。どれか一つでも怠れば、ZEH基準に満たない家になります。
とくに、樹脂サッシのペアたトリプルガラスを使用した窓は、世界基準。積極的に取り入れる必要があります。
[box class=”pink_box” title=”高基準住宅”]ZEHはとても省エネ基準の高い家なので、「半数以上の工務店が建てられない」とも言われているので、建てる際の工務店選びには注意が必要です。[/box]関連記事:【トリプルガラスの樹脂サッシ窓】世界基準の断熱性能と結露予防!
省エネ基準の高基準を満たした家
[aside type=”boader”]- 太陽光発電
- 断熱材
- 窓
- 設備
- 工法
ZEHを建てるには、高性能な建材や設備を導入する必要があります。
しかし、国は、標準的な住宅基準をして進めているので、多くの補助金や減税が期待できます。
関連記事:ゼロエネルギー住宅がお得すぎる!地域型住宅グリーン化事業に注目
[box class=”pink_box” title=”ローコスト住宅でも可能”]我が家は、ローコストハウスですが、ZEH基準を満たしています。お金が無くても実現可能です。[/box]ZEHのメリット
「1年を通して健康的で安全・快適に暮らせ、かつ電気代がかからない住宅」
- 結露しない
- 夏涼しく、冬暖かい
- 電気代はゼロ以下
結露しない家は、カビは発生を防ぐ事が出来ます。ハウスダストやシックハウに悩まされる事がなくなります。家全体は乾燥傾向にあるので、部屋干しでも良く乾きます。
猛暑下で涼しいとは言えませんが、電気代がかからないので、エアコンをフルに使用しても全く気になりません。
そして、冬の暖かさには驚かされますよ。暖房はエアコンのみ、我が家は一日数時間で十分です(地域や家の構造で変わります)。家全体があたたかいので、ヒートショックを未然に防ぐことができます。
電気代ほとんどかからず、売電が出来るので光熱費は0円。月々の電気代が減ることは、ローンが減るのと一緒と考える事ができます。
[aside type=”boader”]具体的な記事です。読んでみて下さい!!関連記事:【ランドリールーム】新築に必須!間取りを広めにラクラク洗濯。
関連記事:新築は結露しない家づくりを!時間もお金も無駄だらけの予防対策。
関連記事:【省エネ住宅】エアコン2台を24時間付けっぱなし!気になる電気代は?
関連記事:高気密・高断熱、太陽光発電の家。気になる1年間の電気代を発表するよ。
断熱性を意識すれば必然的にいい家になる
断熱性能の高い家を目指すと、目に見えない部分や住宅に必要な部分にお金をかけているため、住みやすい住宅が出来上がります。
内装、キッチン、トイレ、お風呂にお金をかけても住みやすい家になるわけではありません。
家が高くなる原因は、全て家の内側にあります。
ほとんどの方が、ここにお金を使ってしまうから、結果的にローンに苦しみます。
3.湿気から家を守る
雨風をしのぎ、断熱性を高めることで、目に見えない「湿気」から家を守る事ができます。
湿気は、室内だけ出はなく、床下、外壁と内壁の間、屋根裏、つまり家全体に潜んでいます。
湿気対策を怠れば、目に見えない所は、家屋に重大な欠陥をもたらし、体にも悪影響を与えかねません。
土地選びから屋根まで
湿気対策は、土地選びからはじまります。
家づくりでは、基礎から湿気対策を行います。
最初の一歩を間違えてしまえば、全てがくるってしまうと言う事を忘れてはいけません。
[box class=”pink_box” title=”換気の重要性”]高気密高断熱の家は24時間の換気が義務付けられています。とは言え、タダつければいいって物ではありあません。家全体の空気の流れ、計画換気が大事です。
また、壁内結露と言って、目に見えない部分の湿気も注意が必要。高性能透湿シートや通気工法を取り入れ、家全体の湿気を排出する工夫が必要不可欠です。
[/box]最後に「家づくりは難しく考えてはいけない」
住宅ブログを見ていると、難しい言葉だったり、数値だったり。素人にはとてもわかりずらいですよね。私のブログも例外ではなく、「もっとわかりやすくしなくては・・・」と反省点が多々あります。
もちろん、「失敗しない家づくり」は勉強して知識を持つ事が重要です。
しかし、今回紹介した3つの事
[aside type=”boader”]- 風雨から家を守る
- 断熱性能の高い家
- 湿気から家を守る
これをお願いして、限られた予算の中で建ててくれるのが、理想の建築会社と言えるのではないのでしょうか?
難しく考えず、「こうしたい!!」を伝えて下さい。あなたの理想を叶えてくれる建築会社は必ずいます。
家づくりに重要なポイントを頭に入れ、住宅展示場に行ってみると全く違った感覚で住宅に触れることが出来ます。是非参考にして下さい!