「内装よりも見えない所」
我が家の家づくりは、見えない所や、屋根、外壁にこだわって建てました。
見えない部分や屋根、外壁へのこだわりは、様々な建築関連の人たちからお話を聞いて決めました。建築士、設計士、職人、ハウスメーカーの営業、建材業者、雨漏りの専門家とみな同じ意見でした。
住み始めて2年半が経、見えない所にこだわって本当に良かったと実感できます。
冬の暖かさに驚いた
断熱や窓にこだわったので、冬の暖かさは最高です。
冬の室内の平均温度を20度に保ってくれるので、快適に過ごせます。
「20度って低くない?」
と思うかもしれませんが、室内温度が20度を超えれば、ちょっとした長袖を着ていれば全く寒くない状態です。また平均なので、最も室温がが高い時は22℃前後になっています。
エアコンの使用は寒い日の朝晩のみ。電気代も安く抑える事ができます。
エアコンを切った状態でも朝の室温が15℃以下になる事がないので、結露もありません。
魔法瓶住宅と呼んでいますが、その通り快適です。
夏は暑いが消費電力は少ない
30度前後の気温ならエアコンを使わなくても、窓を開けておけば快適に過ごせます。
しかし、猛暑になるとさすがにエアコンが必要です。ですが、日中は太陽光が電力消費を抑えてくれるので、電気代を気にせずエアコンをフル稼働させる事ができます。
サンシェードを使用しているので、外からの熱を防ぎ、猛暑でも快適に過ごせるようになりました。
効果抜群なので、おすすめですよ!
夏の冷房を最も効率よく効かせるには、直射日光を屋内に入れない事が重要です。遮熱性の高い高性能な窓でも、遮蔽力はそれほど高くはありません。一度屋内に入った熱は、カーテンやブラインドで防ぐには効率が悪く、遮蔽性は、10%程しかあがりませ[…]
いつみても新築に見える
屋根や外壁へのこだわりで、メンテナンスしなくてもいつまでもきれいな状態をたもってくれています。
自浄作用のあるスイス漆喰の「カルファサード」や30年保証の屋根「ディーズルーフィング」を使用して大正解です。
北側の日光が当たらない部分にノロはでないし、屋根も汚れがまったく付きません。新築の時とほとんど変わっていません。
良い建材を選べば、メンテナンスの周期を20年、30年と伸ばす事が出来るので、安い建材を使って何度もリフォームするよりお得になっちゃうんですよね。
こだわらなかった内装
内装にお金をかけるのは、無駄だと言いきれます。
一昔前は、隣近所の人が来たりと、「おもてなし」文化がありましたが、現在の日本はお隣さんとの付き合いはほとんどありません。毎週ホームーパーティーをやる様な家ならいいですけどね。
つまり、内装は自己満足の世界でしかありません。
趣味が変われば後悔するし、1年もたてば見慣れちゃいますからね。
建築会社からすれば、内装にこだわる人はいいカモなので、「これも必要ですよ」といらん物をどんどん買わされているのに気付いていません。
こだわるのであれば家具をこだわった方が、おしゃれに見えます。家具がイマイチだと安っぽく見えるので、内装にこだわると家具にもお金をかけなくてはいけません。
2,3年後には趣味が変わって、「失敗した」ってなっちゃうわけです。
有名建築家の住まいはシンプルで機能的です。余計な事は無駄だと知っているからなんですよね。
最後に
家づくりのこだわりは人それぞれです。他人が口を出すようなことではありませんが、住宅のプロが見たらほとんどの家が残念な家である事を知っておきましょう。
目に見えない部分、屋根や外壁にこだわった家は、何十年も快適に過ごせる家になります。
日本では、そのような快適な住宅がほとんど建っていません。
冬暖かい家に住んだ事がない人は、90%以上とも言われています。つまりほとんどの人が、「暖かい家」を知っているようで知らないんですよね。ハウスメーカーの営業なんて「暖かい家」に住んだ事ない人がほとんどですから。
それほど日本の住宅は低レベルです。
「家づくりは何が大切なのか」
「どこにこだわったらよいのか」
良く考えないと必ず失敗しますよ。