メンテナンスフリーの軽くて強い優秀なジンカリウム鋼板の屋根材を紹介します。
「ディーズルーフィング」
なんとメーカー保証30年と言う魅力的な商品。鉄の板に石粒がコーティングされ、ガルバリウム鋼板よりも耐久性の強い屋根材です。
メンテナンスフリー住宅にはおすすめの建材ですよ。
ディーズルーフィング
「ディーズルーフィング」で使われているジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板とほぼ同じ鋼材ですが、改良したことにちょり、ガルバリウムよりも耐久性の高い商品です。
さらに、自然石粒を吹き付ける事により、遮音性、耐熱性、耐久性を高め、メンテナンスフリー材としてなんと30年保証を実現させた製品です。
瓦にくらべてなんと1/7の重さです。
大地震で瓦の落下による住宅被害がとても多かった事を考えると、この軽さは安心です。
雨の日も静か。雨音は聞こえません。
金属製の屋根は、雨音がうるさいイメージがありますが、音はほぼ聞こえません。外に出て雨が降っているのに気付くほどです。
そのため夏の“ゲリラ豪雨”でも何も気にせず会話が出来ます。寝てる時も気になりません。
ちなみに、職場はガルバリウム鋼板なんですが、“ゲリラ豪雨”だと会話できない程の爆音が響きます。
ガルバリウムとの違いは、表面の凹凸。平らな鉄に雨粒が当たるとパーンと言う音が響きますが、表面の石粒が雨音を和らげてくれます。
夏の暑さは大丈夫?
『ローマン・ネロ』と言う漆黒カラーです。黒なので熱を吸収します。
熱くなるかと思われますが、表面の石粒によって鉄への熱伝導下げる効果があり、8層構造により屋根裏へ熱を伝えにくくしています。
我が家のリビングは、2階ですが夏でも快適に過ごせますよ。
我が家の工事費を含めた価格
屋根工事費すべて含めて、1㎡あたり12,000円程の単価でした。
スレートやガルバリウム鋼板の屋根に比べて、高くなりますが、30年間メンテナンスフリーを考えたら安いですね。
軽いので、重たい太陽光発電をのせた時の屋根への負担を軽減できます。
屋根一体型の太陽光パネルをのせれば、屋根面積が減るので、その分金額も抑える事が可能です。
ディーズローマンは優れた品質性、生産性、安全性が認められており米国で最高機関として 知られるUL(Underwhiters Laboratories Inc)に登録されており、国際品質管理規格「ISO9001」の 認証も所得しております。またその他、耐久性・防火性などのテストは各々優れた成績をだして おります。
JIS G 3321同等品 ASTM A792M
ジンカリウム鋼板0.39mm
自然石粒仕上げ
なんといっても見た目の良さ
ラインナップが豊富なため、住宅のスタイルに合わせたデザインを選ぶことができます。私が選んだローマンは曲線美の美しい屋根材です。
和風の家に付ける事で、ジャパニーズモダンな雰囲気になりました。「変わった瓦だね」と言われます。見た目は鋼板には見えません。
1年以上たちましたが汚れも無く快適に過ごせています。当初心配していた断熱や音の心配もなくなったので安心しました。
2年経過しましたが、汚れは全くありません。汚れは雨ですべて流れるし、コケやノロも全くでていません。
屋根が汚れると家がみすぼらしくなりますからね。
デメリット
耐久性が高いといっても、瓦ではないので施工時のミスにより曲がってしまう可能性もあります。
我が家でも数枚が曲がってしまったので、交換になりました。施工終了後に、設計士さんや現場の方にチェックしてもらいましょう。
30年保証なので、ルーフィング(防水材)も耐久性の高い製品(最低でも20年保証)にしなければ意味がありません。そのため、初期費用がかかってしまいます。
まとめ
[aside type=”boader”]・軽い
・強い
・見た目良し
・30年保証
言う事なしです。とてもお勧めできる屋根材です。
しかし・・・
いくら良い屋根を使っていても、防水や施工がきちんとしていなければ意味がありません。
防水は、厚さ1mm以上の改質アスファルトルーフィングが良いとされています。
見積書を確認すれば、どこの建材を使っているのかわかります。
建売住宅で雨の日に防水施工している家があったので、調べてみたのですが、ダメみたいですね。建材屋さんに聞いても良くないとの事。実際には工期を遅らせないために、そういった業者もいるそうです。
その業者にとっては死活問題だったのかもしれませんし・・・。そんな事が起きないためにも、自分が納得した業者で、納得した建材を選ぶ事が大事ですね。
サンプルは工務店さんで取り寄せ可能だと思うので、その軽さと、美しさを体感してみて下さい!