これはおすすめ!【桐の床】夏サラサラ・冬あったか!床暖不要のフローリング材

高断熱住宅のエコ住宅では、床暖房は不要と言われています。

しかし、真冬のフローリングや固い無垢材は、ひんやり。そんな思いをさせない床材が、

『桐材を使った無垢の床』です。

着物箪笥に使われるあの桐です。

え!!!桐ってあの爪でも傷がついちゃう?マジで大丈夫?

しかし、断熱効果を実感したら、桐以外に考えられなくなりますよ。

桐の床で生活した感想をご紹介します!

無垢の桐材を使った床はここがすごい!

桐材ときいてどんな印象を受けますか?

正直、建築士に勧められた時は、反対でした。桐のイメージって柔らかくて、水に弱いイメージがありますよね。

 

悪いイメージでの新居生活をはじめましたが、その考えは覆されます。

冬は暖かく、夏はサラサラ。素足でも1年中過ごせるので、とっても快適です。

床暖房入れてるの?

我が家は、モデルルームとして、2日間、接客をしました。まだ3月初めの寒い時期です。

ほとんどのお客さんに「床暖入れてるんですか?」と質問されました。

 

明らかに、通常の床とは違います。桐は冷たくなりにくい特性があるので、冬でも暖かく感じるんですね。また、高断熱の家なので熱をよく吸収し床暖房の様に暖かさを感じます。

夏はサラサラ感

夏は湿気で床がべたつく事がありますよね。桐は違います。

桐は調湿作用の高い材として知られています。

古くから着物の箪笥として使われているので、その調湿作用は実証されています。

そのため夏はサラサラの質感を保ったままなんです。

とにかく気持ちいいですよ。寝そべって寝れますから。

和を感じさせない美しい見た目

桐と言うと、和のイメージを想像するかもしれません。

しかし、木目が美しく、デザイナーズ家具との相性が良く、どんな家のスタイルにも合わせる事ができます。

関連記事:剣持勇の美の世界!我が家の中古和モダン家具紹介します。

塗装も可能なので、好みに合わせた色で塗る事が可能です。

昔の桐の箪笥って渋く変化してカッコいいですよね。同じように経年でどんどん味が出てきます。傷を嫌がる方が多いですが、この経年の傷はもはやデザインですからね。

柔らかくて安全

桐はとっても衝撃吸収力があるので、柔らかくです。お年寄りや、小さな子どもが転倒したさいの怪我の防止にもなりますね。

柔らかいので子ども達は寝転んで遊んでいます。

毎晩床に寝転んで妻に絵本を読んでもらってます。たまに、そのまま寝ちゃうので、よほど気持ちいいんでしょね。

値段が安い

桐って言うと高級なイメージがありませんか?高級な食器とか、茶道具とか桐箱に入ってますよね。てっきり高い木板だと思ってました。今は、海外からの輸入らしくすごく安い!

無垢材としての値段は、一番安い方なんです。

さらに、自分で塗装したので、5万円も安くなりました!

お得な床材ですよ。

桐材のデメリット

そこまで万能ならもっと使われてもいいはずですよね。当然、デメリットがあるからです。

傷が付きやすい

簡単に傷がつきます。入居してすぐに床が傷ついたらショックですよね。小さな子どもがいる家庭なら、初日からショックを受けます。

桐の床材を選ばない理由はこれが一番でしょうね。引っ越し初日から、息子がプスラスチックのケースで、床の上を箱乗りした時は、血の気が引きましたから。

調湿性が高いため、寝室に使わる方が多いようです。

ちょっとのへこみ傷なら、水を一滴たらせば復活しますが、気持ち程度です。傷が付くを前提に検討して下さい。先ほどもいいましたが、経年変化を楽しみましょう。

 

でも、傷を気にするのなんて半年程度です。

今では、傷が付いてほしいと思うくらい、傷がカッコよくなっちゃいました。

反りや割れが起こる

内装で無垢材の材を多く使った家を建ててひびが入ったら嫌ですか?もし嫌なら無垢の家は諦めるしかないです。

無垢の割れや反りは宿命です。

でも、強度が変化する事は無いのでご安心下さい。蜜蝋とか柔らかい材で補修した方が、のちの割れを防ぐには向いてます。

桐の場合は特にパテとか固い補修は、避けた方がいいかもしれませんね。深い傷をパテ埋したんですけど、しっくりこなかったです。

カビる事がある

花瓶など底が濡れている物を長時間放置するとカビます。

誤って濡れたままの花瓶を放置してたらカビてしまいました。

水をこぼした程度ではカビないのでご安心を。

 

どんな無垢材にも共通ですが、結露の多い家では、カビる可能性があるのでそれ以前の問題です。

 

万が一カビてしまった場合は、薬品などは使わないで、サンダー(やすり)などで削って下さい。中までしみていなければ補修可能です。きれいに治りました。

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まとめ

桐の床はとっても高性能な床材です。

傷が付きやすいってなると躊躇してしまう気持ちは、よくわかります。

 

サンプルでさわってもよくわからなったので、取り入れた家を工務店で紹介してもらいましょう。

我が家ならいつでもオッケーなんですけどね。

 

実際、質感をためしてみないと分からないですよね。オープンハウスで来た方は即決めしてましたよ。今建築中ですが、メインは桐を使うそうです。

床暖房不要の快適さは何よりも強みだと思います!

この快適さ病みつきになりますよ。