総二階建ての家「40坪が広すぎる」理由【生活の変化・物の進化】

総二階建てのすばらしさを広めているももくりです。

 

家の広さはを想像するのって難しいですよね。

なので、40坪って広いのか狭いのか難しいです。家族構成によっても変わりますからね。

 

そんな私、二世帯住宅(完全分離)の40坪総二階建てに住んでいるのでお答えします。

 

40坪広すぎますよ。

四人家族なら大豪邸です。

 

 

今日は総二階の広さで悩んでいる方の向けの記事です

 

総二階建ての家「40坪が広すぎる」理由

 

時代は日々進化しています。

家の広さを決めるにとても重要な変化は次の事です。

 

 

その1:生活スタイルの変化

その2:物の変化

その3住宅・設備の変化

 

順に説明していきますね。

 

その前に40坪の広さを確認しておきます。

 

40坪の一般的な間取り

一階

  • リビングダイニング+和室or納戸
  • キッチン
  • 風呂・脱衣所・洗面所
  • トイレ

二階

  • 寝室
  • 子供部屋×2
  • 書斎or納屋
  • トイレ

 

20帖のリビングが可能で子供部屋にも困りません。収納も多く間取りとしては理想的な広さを得られます。

でもこれって、日本が豊かかだった時代の間取り。大きな家やいい車がステータスでした。

 

時代は変わりました。

 

その1:生活スタイルの変化

 

質問ですが、家にいる時間ってどのくらいですか?

 

  • 夫婦共働き
  • 子どもは保育園、幼稚園
  • 核家族

 

こんな理由で、家に誰もいない時間はかなり多いのではないでようか。

休みの日はおでかけして外食。よく考えるとほとんど使っていないです。
パートナーが買った物をほとんど使わなかったら、イラっとしますよね。家だって同じです。使わない物にお金をかけていると一緒ですからね。

 

その2:物の変化

 

スマホ、家電の進化、インターネットの普及で生活が変わりつつあります。

 

  • 壁掛けテレビ→テレビ台不要:DVDに代わりネットネット動画配信サービスが主流
  • スマホ→本棚がいらない:勉強はタブレットの時代
  • インターネット→必要な物だけすぐに買える:物をストックしなくていい

 

上記の様に、家の中から大型の家具は消えつつあります。時代が変わり便利になったのに家の広さが変わらないのはおかしいですよね。

 

その3:住宅・設備の変化

 

みなさんが考えいる以上にここ数年で家が進化しました。

 

  • キッチン・風呂・トイレ→全てにおいて使いやすくコンパクト化されている。
  • 断熱性能→ストーブ、こたつ、扇風機がいらない。人を暖めるのではなく家が暖かい。
  • 収納→キッチンパントリー、シューズクローク、専用収納が増えた。

 

断熱性能は海外に比べるとまだまだ低く、これからもっと伸びる事が期待されます。

家の性能が低いと損をします。下記の記事を読むとコンパクト住宅の良さが分かりますよ。

 



家の大きさは老後に影響

 

私は、老後まで考えて家を設計しました。

 

正直、家を建てる前は大きい家に住みたいと思っていました。昭和生まれですからね。

 

狭小二世帯とは言え、将来は部屋が余ります。

なので、当時の私は以下の事を考えて家を建てる事にしました。

 

子ども達が巣立った後の未来を想像した。

 

パートナーと二人で40坪広すぎますよね。

広すぎる家は負のスパイラルが待っています。

 

部屋が余る→収納部屋→ゴミ屋敷→子ども達に迷惑がかかる

 

 

今まででこんな家をたくさん見てきました。自分は大丈夫と思っていてもたぶん無理。広すぎる家のほとんどがこのパターンに陥ります。

 

いざ片づけようと思ったら数十万、数百間円もかかってしまいます。

そのお金を払うのは未来の子供かもしれません。

 

将来への対策

 

設備が2倍なので、人に貸せるように完全分離の二世帯にしてあります。

具体的にどのように使うかと言いうと、

 

  • 民泊としてりようする
  • ワークショップとしての利用
  • 人に貸す

 

こんな風に考えました。

 

なので、狭くても40坪で完全分離の二世帯を選択しました。

 

このように老後の事を考えるのは大事なコト。

 

老後困らないためには、極力コンパクトに建てた方がいいです。

次に紹介するのが間取りを減らす方法です。

 

家の間取りを減らす方法

 

小さくできる間取りを考えてみよう。

水回り

 

以下は面積を少し減らすのに最適な場所です。

 

夢のマイホームなので女性の方には申し訳ないのですが、水回りはシンプルでせまい方が後悔しません。

せまい方が掃除が楽になるので実は超が付くほどメリットです。

 

トイレが2つは当たり前の様に思います。でも、共働きで子供も学校。家にいないのに2つ必要でしょうか?

 

お風呂は一番掃除が大変です。子供が小学生にもなれば、一緒にはいりませんよね。

 

キッチンは、使いやすさを重視してください。アイランドキッチンの必要性、見せる収納などは維持が大変ですよ。

 

詳細は、上記にリンクが張ってあるので参考にしてみて下さい。

 

子供部屋

 

子どもはかわいいですからね。部屋を広くしてあげたいですよね。

 

ただ、子供って自分の部屋にほとんどいません。

中学生に上がるまでは、親が勉強を見るのが現在の学校教育です。習い事、塾などもあるので寝る時くらいしか使いません。

 

学習デスク、ベッド、収納があれば十分です。昔みたいに友達が集まって家で遊ぶことも少なくなりましたからね。

 

寝室

 

くり返しになりますが、寝るだけの部屋です。

部屋が広いから寝やすいなんてことはありません。

 

リラックスを求めるなら、ベッドや布団にお金をかけましょう。

 

書斎

 

趣味がある人は必要です。

 

ただ、会社勤めしている方で本気で趣味を持っている人はどのくらいいるのでしょうか?

週末に少しやるくらいなら、リビングでもできますよね。

 

私は趣味で筋トレや自転車等、毎日2時間以上トレーニングしていますが子供部屋を借りています。

 

最後に:広い家はコスパが悪いのでやめた方がよい

 

他にも工夫はありますが、家族構成などによって様々なので今回はこの位に。

 

総ニ階建てを検討しているのは次の二通です。

住宅についての知識が豊富

予算が足りないので困っている

 

総二階建ては、コスパの良さや、住宅被害、断熱性能について詳しく知っている方が建てる家です。

そして家を大きくするほどその良さが失われることを知っています。

 

もうこれが答えなんですよね。

 

二世帯住宅40坪の総二階建で、私はストレスなく住んでいます。

 

もう一度家の広さ見直してみましょう。