太陽光発電「電気代がタダ」は当たり前。最大限にメリットを活かす!

「太陽光発電にメリットはあるの?」

高額な設備費用がかかるので、とても迷いますよね。

電気代がタダになるのは、当たり前だと思って下さい。それ以上の、設備費用や修理費用のリターンが期待できなければ、意味がありません。

太陽子導入にあたっては、性能を最大限に活かせるように住宅を建て、どのくらいリターンがあるのか、知っておかないと失敗するかもしれませんよ。

設備費用

太陽光の設備は、とても高額です。5kw程の大手メーカーで、太陽光を導入した場合、200万円程かかります。

設備機器の耐用年数を10年と考えると、10年後に修理する可能性もあるので、最低でも200万円を超えなくては意味がありません。

導入メリット

10年後に太陽光の設置費用が、電気代の節約分と売電分で支払った金額を超えていなけらばならないのです。

例として、今まで年間の電気代が、20万円かかっていたとします。

太陽光発電の導入やオール電化、エコキュートの導入で、年間電気代が10万円になった場合、導入メリットは年間10万円です。更に売電があるので、5kw程の太陽光発電だと、年間10~15万円ほどの売電が期待できます(売電価格は、2018年現在の価格です)。

20万円(今までの電気代)-10万円(今の電気代)=10万円

10万円+15万円(売電)=25万円(年間のプラス)

25万円×10年-200万円(太陽光設備)=50万円(10年間の導入メリット)

単純な計算ですが、最大で、10年間50万円程のプラスです。太陽光の性能が悪ければ、トントンですね。この数字だけなら、導入のメリットはさほど得られていません。修繕費を考えるとマイナスの可能性もある!

るまり、今まで住んでいた家の電気代と、太陽光導入後の電気代の差が、大きい程導入メリットがあります。

住んでいた家の設備が古かったり、ガスや灯油を使っていた場合は、導入メリットが高い可能性があります。

逆にそれほど変わらなければ、太陽光発電の導入はデメリットになってしまいます。

プラス200万円以上を目指す!

10年後の修理費用を考えると200万円以上のプラスが理想的。修理費用でトントンになってしまうのであれば、導入しても意味がない。もっと上の金額を目指さななくてはいけません。

そのためにも、現在住んでいる光熱費を計算し、どの位のメリットが見込めるのか予測し、大幅にメリットを得られる方法を考えてみましょう。

お得に太陽光発電を導入

国や自治体の補助金を利用する事で、設備費用を大幅に減らすことが出来ます。

特におすすめなのが、地域型住宅グリーン化事業で建てる住宅です。高額な補助金が期待できる上、2030年目標の省エネルギー住宅です。中小工務店や建材屋、設計などが、連携して取り組む良質な木造住宅を建てる事ができます。

最大の補助金が貰えた場合は、太陽光発電の設備費用がまかなえる程です。とってもお得!!

その他にも、各自自治で省エネの住宅設備の補助金があるので、住んでいる地域の自治体のホームページで確認しておきましょう。

中途半端な住宅を建てない

太陽光を発電を導入するのであれば、オール電化にする事をおすすめします。

ガス併用にした方が、安いと言う意見もあります。特にエコキュートは、価格が高いや、壊れた時の費用がかかる事がデメリットと言われていますが、すでにエコキュートの価格は下がってきていますし、10年後はもっと安くなっているでしょう。

定価イメージが高いだけなので、設置する際は、エコキュート本体価格の半額程度で設置可能です。光熱費は、圧倒的にエコキュートがお得です。ガス給湯器と比べて、初期投資はかかりますが、その分は数年で回収可能です。

エアコンのサイズは慎重に

エアコンの基準数値はかなりあいまいです。住宅の性能はそれぞれ違うので、あくまでも目安程度に考えて購入しましょう。

よくある話が、小さいサイズを勧められ、機能せずに買い替えるパターンです。安いエアコンを購入して買い替えるくらいなら、高性能エアコンを検討しましょう。電気代も安く、部屋の冷暖効果が直ぐに期待できます。掃除も楽ですからね。

床暖房の必要性を考える

高気密・高断熱の住宅で床暖房を設置すると、結露が発生しにくいと言うメリットがあります。ただ、その理由のために導入させているメーカーもあるので、注意が必要。そもそも床暖房を設置しなくても結露しない家を造らなければいけませんからね。

桐材の床など素足でも冷たくないような床材もあるので、冬はエアコンで十分な暖を取れます。余計な設備を減らせる上、節電にもなります。

ただし、寒さの厳しい地域では、長い冬に備えて導入も検討してみましょう。

太陽光+オール電化は数値以上にお得

各メーカーで導入メリットを簡易計算してくれます。その数値を目安に検討する必要がありますが、住宅の性能が良ければ数値以上の節電効果が得られます。

屋根の形、太陽光パネルの角度、軒や庇、断熱材、窓の性能など、住宅の様々な要素がより省エネルギーに影響します。それら要素があれば、太陽光発電を最大限に活かす事ができます。

節約だけではなく、住宅の劣化を防ぎ将来かかるコストを減らす事もできます。

まとめ

太陽光の導入を考えている方は、「電気代が0円になる」と言う言葉に騙されないようにしましょう。

10年後、どのくらいメリットがあるのか考えなければ、無駄に重たい物を屋根に載せているのと一緒です。設備費用、修理費用以上の金額を生みださなければ、意味がないと思います。

今まで住んでいた環境、新たに住む住宅の性能を比較して、メリットがあるのかよく考えてから導入してください!