自宅で仕事が出来るのであれば、様々な物が経費として認められます。また、交通費など余計な経費もかかりません。フリーランスにとって独立時には、家を持っていた方がお得なんですね。
しかし、個人で起業後の住宅ローンの審査は、とても厳しいのが現実。逆にサラリーマンは、住宅ローンの審査が通りやすいのが今の現状。
だったら、サラリーマンの今が住宅購入のチャンスかもしれませんよ。
フリーランスや個人事業主は審査に通りにくい
サラリーマンを辞めてフリーランスや自営業として独立した場合、大半の方が個人事業主としてスタートを切ります。
個人の会社なので、社会的に認められません。そのため公的ローン(住宅金融支援機構)意外の銀行では、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまいます。
確定申告で所得が下がる
フリーランスや個人事業主としてスタートした場合、必ず行うのが確定申告です。
例えば、ブログを書いて収入を得ていたとすれば、パソコン代や通信費は経費として認められます。お店を取材して食べた物も経費として認められる場合もあります。
自宅で仕事をしていれば、仕事で使用した分の光熱費も経費になります。車、ガソリン代、携帯等、仕事で使用すれば、節税する事ができます。
当然、仕事で使った経費が多ければ、所得は減ります。
そのため、申告した所得がサラリーマン時代の給料より低くても、生活水準が変わらなかったり、逆に上がってしまう事があります。
住宅ローンの審査
住宅ローンの審査は、勤務先、勤続年数、収入、家族など総合的に判断します。自営業の場合は、所得の過去3年間の平均が対象になります。
個人事業として最低でも3年間は、サラリーマン水準の所得を得ていなければ審査に落ちやすくなってしまいます。銀行の審査は、通らないと思って下さい。
日本では、社会的な信用度、福利厚生などの面で、サラリーマンの方が圧倒的に優遇されている事を知っておきましょう。
住宅ローンはサラリーマンの特権と行っても過言ではないんですね。
起業する前に住宅ローンを組む
起業すると、パソコン周辺機器を買ったり、初期費用がかかります。売り上げも上がらないかもしれません。そのため、住宅のためにためていた頭金に手を付けたり、家の購入が先延ばしに。それも3年や5年先になっってしまいます。
独立も大事ですが、将来住宅を考えているのであれば、会社に勤めている間にローンを組んでしまう事です。社会的な信用度が高いので、銀行、公的ローン、変動・固定など、自分にあった返済方法を選ぶ事が可能です。
サラリーマンなら審査も通りやすく、ローンが組めなくて嫌な思いをする事はありません。
個人事業主がフラット35で住宅ローンを組むのは、単にそれしか選べないからなんです。長期固定金利しか選べない可能性があります。※現在は金利が低いので、フラット35でも安心です。
起業後を考えた家づくりを
フリーランスやクラウドソーシングなど、自宅でも仕事が可能な場合は、独立後の事を考えて、家を建てましょう。自宅を職場にすれば、仕事で使用した部分は経費として認められます。
自宅の一部を事務所にすれば、減価償却として計上する事ができます。
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起業を甘く見てはいけない
サラリーマンから起業して失敗した人、離婚した人、行方不明になった人を見てきました。
サラリーマンは、失敗しても会社が責任を取ってくれます。個人事業主は、全てが己の責任です。
年収が高いからと言って、背伸びした住宅ローンを組んでしまうと、起業後の家計はあっと言う間に火の車です。家づくりは、焦らず慎重に行うようにして下さい。
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まとめ
個人事業主として起業を目指している方、特に自宅で仕事を始めようとしている方は、サラリーマンの今のうちに住宅購入を一度検討してみましょう。
そもそも居住用賃貸での事業は、基本ダメな場合が多いので。トラブルで追い出されるケースもありますからね。
それに比べて、現在の省エネ住宅は、建て方次第で、自分や家族にとって大きな利益を生みだしてくれますよ!!