家づくりって広さに悩みますよね。「子供部屋の広さは?」「趣味の部屋が欲しい!!」など。特に注文住宅で間取りを考えていると、夢が膨らんでどんどん広くなってしまいます。
しかし、大きな家は、将来自分で自分の首を絞めてしまう可能性を秘めています。
小さい家だって、現代の技術があれば十分幸せに暮らせますよ。
小さな家は、快適さ抜群!省エネ住宅との相性◎
日本では、現在省エネルギー住宅が当たり前の時代です。家がコンパクトであればあるほど、当然エネルギーの消費は少なくてすみます。
大きな家は、それだけ消費電力も多くなります。家を大きくすると、使わない部屋があったり、吹き抜け等無駄な電力を生みだします。
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大きな家への憧れは捨てよう
家は家族を守るためのお城です。安全で、将来お金のかからない「家づくり」をする事を考えるべきです。
無駄に大きな家を建てて、将来苦しむのは、あなた自身です。特に35年ローンを組んだ場合は、毎月引き落とし日に憂鬱になる日が来るでしょう。その時後悔しても遅いですよ。
子どもが部屋で生活するのは10年から15年
子供部屋を大きく造った所で、実際に活用するのはせいぜい10年~15年。そして、子どもが独立し後の家は、空き部屋だらけになります。有効活用している方もいますが、大半は不用品置き場。高齢になれば、片づけも大変になり、ゴミ置き場と化してしまいます。
使わない部屋のために残りの20年ローンを払い続ける事になります。
小さな家は、狭く感じる事もあるでしょう。ただ、狭ければ、自然とリビングに家族が集まってきます。つまり、それだけ話す機会も増え、思い出も増えます。
子ども達との思い出をたくさん作る事が、家を成長させ明るくさせます。
コンパクト住宅は現代に合っている
技術の進歩により、物はどんどん小さくなっていますよね。
例えばデスクトップのパソコンはノートで十分です。ノートにすれば、机は不要ですね。
テレビも大型が人気ですが、壁掛けにすれば、テレビボードは不要。映画もネット配信で十分楽しめます。DVDプレーヤーも不要です。
洋服もブランドにこだわらなければ、ユニクロをはじめファストファッションを利用すれば、毎年買い替えればいい。タンスの肥やしと言う無駄とはおさらばです。
洋服や普段使わない物を含め、家族4人で4~6坪程度のクローゼットがあれば十分収納可能です。
その他にも書棚など・・・昔に比べたら家はコンパクトにしも十分生活可能なんですよね。
理想の家は家族を守れる小さな家
これからの時代、将来も安心して住む事が出来るのは、小さな家です。
家を購入するときは、自分が死ぬ時から逆算する事で、どんな家が必要か想像する事ができるでしょう。
小さな家で住宅ローンは楽々返済
家をコンパクトにすれば、ローン返済も楽になりますし、光熱費も抑えられます。
土地なんて郊外の土地を選べば、安い土地なんていくらでもあります。そこに小さな家を建てれば、住宅ローンなんて、月に7万円程度です。最新設備の家ですからね。光熱費は激安です。
夫婦共働きで10万円程度が住宅ローンの相場なので、浮いた3万円を「つみたてNISA」で運用すれば、税金はかかりませんし将来安心ですね。私もローンを10万円払っているつもりで、「つみたてNISA」で毎月運用しています。
私は家を新築し、オール電化、太陽光発電の家に住んでいますが、10年間の導入メリットは、400万円です。家を建てただけで、400万円お得になりました。
家族を守れる家こそが総二階建て
建築費も安く、構造上地震にも強い、屋根のある家にすれば雨漏の心配ももっとも少ないのが総二階建てです。間違っても四角い家は建てちゃだめですよ。
屋根は見た目で、嫌う人も多いですが、それはセンスの問題。しかも、人の家なんて誰も見ていませんから。気にしない事です。
お金をかける部分にはお金をかけて、不要な個所にはお金をかけなのが、「家づくり」の基本です。ところが、大半の人は真逆を行います。生活には不要な内装にお金をかけちゃう人が多く、ローン地獄に陥ります。
きちんとした知識で総二階建ての家を建てれば、30年以上メンテナンスフリーが可能になるかもしれませんよ。
関連記事:総二階の外観をおしゃれに!安っぽくならないための建材選び。
最後に
家は、見栄で建てるものではありません。お金もないのに大きな家を買う事は、家族を苦しめる結果になります。
大きな家で、うらやましく見えても、実はローン返済で家計は火の車だったりします。売ろうと思っても大きな家は売れませんから。解体費用がかかる可能性もあります。
将来売る事を考えても、コンパクト住宅の方が確実に需要がありますよ。
「小さな家」で長く幸せに暮らせる家を目指しましょう。