【マイホーム】家を購入する前に考えておきたい7つの事

念願のマイホーム計画は楽しいですよね。

 

「生活環境がいい」

「仕事場に近い」

「おしゃれな家」

 

こう言った目先の事だけ考えて家を買うのはとても危険です。

 

そこで今回は家を購入する前に見直すべき注意点以下の7つをあげてみました。

 

  1. 土地選び
  2. 家のデザインや形
  3. 間取り
  4. 窓とサッシにこだわりを
  5. 収納の考え方
  6. 明かりの乏しい家は心も暗くなる
  7. 太陽光発電システム

 

参考にしていただければ幸いです。

 

土地選び

 

注文住宅、建て売り、賃貸などすべての物件において、最優先したいのが土地選びです。

通勤や買い物に適した立地、もちろん金額も気になるところです。

 

ですが、最も考慮したいのは、災害が起きたときの事です。地震、台風、洪水などに対して土地が強いのか調べる必要があります。どんなに良い家を建てても、土地に問題があれば最悪、元も子もない状況になってしまいます。

 

対策

 

住みたい土地のハザードマップにより、洪水による浸水、盛土造成地など、危険予想区域の確認をします。自治体ホープページで確認可能なの必ず調べておきましょう。

 

土地の地盤調査や改良の有無も調べておく必要があります。購入してから改良費がかかるなどのトラブルが無いようにしておきたいです。

また、新興住宅地だからと言って、安心してはいけません。土地のデータ改ざんが行われている可能性も否定できないので、購入前にきちんと説明を受けましょう。

 

家のデザインや形

 

生涯に一度かもしれない、高い買い物をするので、こだわりたい気持ちはわかります。

 

しかし、住宅トラブルの最も多いのは、デザイナーズハウスと呼ばれる家なんです。見た目にこだわり家に必要な部分をそぎ落としたり、複雑な形にしたり、これらは雨漏りが発生する要因となるので避けたいところです。

 

当然、建築会社からこういった説明がないので注意しましょう。

 

ここ数年で、高性能な「透湿・防水シート」が建築業界では売れに売れています。簡単に言えば外壁の裏側、目に見えないところに貼る建材です。なぜ売れたかと言えば、答えは簡単。

雨漏りする家が多かったからなんですよ。

 

リスクの少ない家の形

 

雨漏りのリスクが少なく、結露や地震にも強い。また、間取りに無駄のない家とオールマイティーな家の形があります。

 

それは、総二階建てです。

 

四角い家に屋根がのっている単純なデザインですが、総二階建てを否定する建築士は世の中一人もいません。断言できます。

否定する建築士がいたら、ハッキリ言ってその人から家を建てない方がいいです。

 

家は、飾るモノではありません。住むためのモノです。雨漏りや結露によるリスクを回避する住宅を建てる事を優先させるようにしましょう。

 

 

間取り

「今までのアパート暮らしから広い家にに住める!」

「注文住宅なんだから間取りは自分で設計したい!」

 

家を購入する時にそんなことを考えるのが普通です。もちろん私もそう考えていました。

 

しかし、間取りで重要なのは、住みやすさと将来設計です。「今、こうしたい」ではありません。

広すぎる家は、将来無駄になる可能性があります。無駄な部屋は物置となり、数十年後にはゴミ屋敷となってしまいます。

 

また、凝ったデザインの間取りは、無駄な動線が多く住みにくい家になってしまいます。注文住宅でよくある事です。言い方は悪いですがあなた自身が考えた間取り、つまり素人が考えた間取りは失敗します。

 

住みやすい間取りとは?

 

間取りで優先したいのは、「家事動線」です。家事は、世の中でも最も大変な仕事です。誰だって楽に仕事はしたいですよね。

なので、無駄なく家事が出来きる動線を考えて下さい。

 

無駄な動線を例を挙げると

「一階で洗濯して二階で干す。干した洗濯物を一階にしまう」

日本では、当たり前の事かもしれませんが、すごく無駄が多いですよね。

 

こう言った、無駄を少でも無くしなくして、生活のしやすさを考えるのが「家事動線」の間取りです。

 

また、いつかは子供たちが巣立っていきます。広い部屋や子供部屋が本当に必要なのかよく考えましょう。

 

多くの有名な建築家は、意外にも一般的なマンションのようなシンプルで狭い間取りに住んでいます。しかし、彼らの考えた家は、奇抜であったりデザインに特化しています。

自分が住む家と他人に売る家は全く異ります。

なぜか考えればわかりますよね。

 

間取りを小さく設計する事はメリットもあるので広ければよいと言う考えは捨てましょう

関連記事

坪数をを小さくするにはどんな間取りにしらいいのかな? 4人家族で購入する家の建坪は35坪~40坪ほどと言われていますが正直、広すぎると思っています。 広すぎる理由は以下の事[…]

 

窓とサッシにこだわりを

 

ここ10年で、日本の住宅は窓の性能を考えるようになりました。しかし、世界の基準からみれば日本の窓の性能は、中の下。お隣、韓国や中国よりも劣っているとも言われいます。

その重要性を知る人はとても少ないのが現状です。

 

窓の性能を上げるだけで、住みやすさが数倍も変わるという事を知りません。

断熱性が上がり、家の中が、冷めにくく常に温かくなります。結果、結露を抑える事ができます。当然電気代も安くなります。

 

どんな窓やサッシを選んだらよいのか?

 

窓ガラスは標準でペアガラスが当たり前になってきました。ですが、ペアガラスだからと言って安心してはいけません。

注目するべき点はサッシです。

 

窓のサッシと言えばどんな材質を想像しますか?

アルミサッシと答える方が多いのではないでしょうか。しかし、アルミサッシは断熱性能が低く、国によっては禁止されている地域もあります。日本では未だに主流となっています。

世界的に見ると、樹脂サッシや木製サッシが標準仕様なんです。アルミは使わないのが常識です。

 

なので、まずはサッシの性能を上げ、ペアガラスにするのか、トリプルガラスにするのか考えるようにして下さい。

建坪計算で、坪2万円ほど上がるかもしれませんが、住みやすさと将来的なコストを考えたら圧倒的にお得になるので必須とも言えます。

 

関連記事

断熱性能や結露防止は、住宅の全体的な機能性能が必要不可欠です。断熱材や24時間換気システム、施工技術の条件などが揃っていなければなりません。どれか、一つでもかければ、断熱性の低下や結露になる可能性があるんですね。その一つとして重要な[…]

 

収納の考え方

 

「収納場所は大きくて広い方がいい」と思いますよね。

半分あっていますが半分間違いです。

収納は、あればあるだけ使ってしまいます。広くすればするほど物を増やします。しかも、それを余計な物だとは思っていません。使わない物の収納になっている事に気づいていません。

 

使わない物=いずれは捨てる物です。

 

ごみを家の中にためているのと変わらないんですよね。それに気づかないと将来ゴミ屋になりますよ。

収納の限界が決まっていれば、必要最低限の物しか買わなくなります。

 

使うものを整理する

 

必ず使うものをリストにしていきましょう。

扇風機やこたつなど季節ごとに片づけるかさばる物を優先的に。

どのくらいの収納スペースが必要になるか考えて、その上で少し余裕を持たせば収納に困ることはありません。

 

見せない収納が便利

 

せっかくの新築なのでおしゃれにしたい気持ちはわかります。インスタグラムなどSNSでも見せる収納が紹介され同じようにしたくなりますよね。

 

しかし、見せるタイプの収納は無駄がとても多いです。

 

おしゃれ感を維持しなくていけないので、お金もかかるし、何より掃除が大変になります。家事が楽になる家では無くなります。インフルエンサーになるのならわかりますが、忙しい主婦には無駄が多すぎます。やめておきましょう。

 

その点見せない収納は、場所、広さを考えれば、扉で隠してしまうので、収納に気を遣う事がありません。汚れも少なくなり掃除も楽ちんです。

シューズクロークやパントリーと言った見せない収納はおすすめですよ。

 

関連記事

注文住宅の間取りでは、少しでもリビングを広くとりたいと思いますよね。最終的に収納場所が少なくるなんて事はよくあります。収納スペースを妥協してしまうと後悔してしまいます。我が家の場合、リビング・ダイニングの間取りは取れても、20帖弱。[…]

 

明かりの乏しい家は心も暗くなる

 

光は、生活を豊かにします。

暗い家に住んでいると気持ちも落ち込んで、仕事、学校、人間関係など様々な環境に影響を与えかねません。

予算オーバーしたからと言って、窓を小さくしたり減らす、照明の数を減らすと後悔するのでやめておきましょう。

 

窓の場所、照明器具にこだわりもあり

 

窓の大きさや場所で、家の明るさは全く変わります。

シンプル設計にして窓があまりない家も最近増えましたが、自然光を取り入れないってもったいないですよね。

 

かといって、直射日光が当たるようでは、室内にダメージを与える可能性もあります。

 

夜は、あえてデザイナーズの照明をつけるなど、おしゃれに演出する事で気持ちも明るくなります。ダウンライト+デザイナーズ照明は、おすすめの組み合わせです。

太陽光発電システム

 

家の形状や、生活によってメリット、デメリットが変わります。他の方を参考にするのが難しく、迷いますよね。

売電価格は毎年下がっていますが、システムのコストも下がっています。

電気料金は上がっているので、バランスを考えて導入を検討する必要があります。

 

太陽光発電に向いている家庭

 

そもそも太陽光発電は、環境にやさいいクリーンなエネルギーが概念としてあります。しかし、日本では売電メリットが先行して、本来の目的とは変わってきています。

 

最近は、大量にパネルを載せている家が目立ちますよね。大量のパネルの製造やその後の廃棄処理を考えると、環境への悪影響は大きくなります。

 

家庭用の太陽光発電は、「家庭で使う分を発電するのが理想的であり本来の目的」です。

 

なので、まかなえる分の発電量を計算した上で現在の売電価格、電気料金をふまえると二世帯住宅やオール電化等の電気使用量が多い家庭での導入がメリットが高いと言えます。

 

まとめ

家を購入する前に、考えておきたい7つの事を書いてみました。もう一度確認してみて下さい。

 

  1. 土地選び
  2. 家のデザインや形
  3. 間取り
  4. 窓とサッシにこだわりを
  5. 収納の考え方
  6. 明かりの乏しい家は心も暗くなる
  7. 太陽光発電システム

 

「予算が足りないから無理」

とあきらめてしまうかもしれませんが、結果的にランニングコストが下がりメリットが勝る事ばかりです。

予算が足りないと思ったら、もっと削るべき点があるはずです。

 

お風呂やキッチンにお金をかける理由がありますか?

内装にお金をかけるのは正しいのか?

使わない部屋を作る必要がありますか?

 

本当にコストダウンすべき所をもう一度よく考えてみましょう。