漆喰壁は、伸縮性が無いため地震等により、わずかにクラックが入る事があります。
ヘアークラックとも言われ、その名の通り髪の毛の様に細いヒビで構造上特に問題は無いと言われています。
とは言っても気になるんですよね。
去年の台風の風で、ヘアークラックが出来ました。
強風でよる揺れで体感では震度2が1時間以上続いたようでした。
漆喰の壁を補修してみましたので、ヘアークラックが気になるという方は是非参考にしてみてくだい。
ちなみに外壁は、「カルクウォール」と言うスイス漆喰を使っています。
用意するもの
ヘアークラック程度の補修なら素人でもできるので、お金はあまりかかりませんよ。
- 外壁補修用の漆喰
- 霧吹き
- スポンジ
- スクレーパー
- サンドペーパー(紙やすり)
- 養生(新聞紙など)
- ゴム手袋
漆喰は、外壁で使用した物と同じものを用意しましょう。
ねっとで探せば少量でも販売しています。
カルクウォールも300gが小分け販売されいるので購入しました。
作業手順
まずは、クラック箇所を確認します。
ヘアークッラクは、見えづらいので見落としが無いように確認してください。塗り忘れが無いようにマスキングテープなどで、印を付けておきましょう。
地面に新聞紙を敷いて汚れないようにしておきます。
漆喰は手が荒れるので、必ずゴム手袋を付けて作業してくださいね。
クラック個所を水で濡らす
クラック個所に霧吹き等を使い水を吹きかけていきます。
漆喰は、水分の吸収が高いので、よく湿らせて下さい。
湿らせが足りないと、漆喰がくっつきにくくなります。
補修材を塗り付ける
盛り付けるように塗っていきます。
画像で見ると汚いですね。でも仕上げできれいになるので多少凸凹でも大丈夫です。
少なすぎるとクラックが消えません。
また多すぎても下に垂れるのでほどよく塗り付けます。鏝を使うほどでもないので指で塗り付けても問題ありませんよ。
塗り付けたらスポンジを使って整えるのですが、私はここで適当にやってしまったので2度塗りしました。涙
仕上げ
完全に乾くのを待ってから仕上げていきます。
サンドペーパーで仕上げるのですが、盛り付けた個所が残っている場合は、スクレパーを使って削り取っておきましょう。完全に乾いていれば簡単に落とすことができます。
サンドペーパーの目の粗さは、元々の外壁の仕上方法によって違います。
外壁がフラット仕上げなら200番から300番程度が目安となります。内装で行うようなよりツルツルの壁なら500番以降を使うなど壁によって変えて下さい。
新しく塗ったので、薄っすらと白く残りますが、経年でなじむので問題ありません。
最後に
外壁がオール漆喰の場合は、高所作業になるので足場を組んだり費用は数十万もかかってしまいます。
材料も漆喰以外は、家にある物や100均で買えるので1,000円程度ですからね。
ヘアークラック程度ならそもそも直す必要が無いとも言われているので気になる箇所だけ修復すれば十分きれいに見えますよ。
2時間ほどの作業でした。