実質金利を下げる家づくりを目指そう。「繰り上げ返済」さようなら!

長い人では35年。

ほとんどの方が、住宅ローンを利用されると思います。早く返したいですよね。

「繰り上げ返済」は、前倒しで返済する事で、返済期間や額を減らして、負担を軽減さえる考え方です。

計算上は楽になります。間違ってはいません。が・・・。

その前に、「家づくり」を見直して、実質金利を下げる方がお得と言う事を知っていますか?

利息なんて気にならなくなりますよ。

余力のある住宅ローンを忘れずに

  • 「月々の返済金額を減らしたい」
  • 「早く返済して老後の資金を貯めたい」
  • 「将来の収入が不安」

 

将来への不安等で繰り上げ返済を考えている方がほとんどだと思います。

でも、これって家を建てる前からわかりきっている事ですよね。

そもそも無謀なローンを組む事が間違っています。

10万円以上のローンを考えているなら確実に見直しが必要です。

広すぎる家は無駄だらけ

子どもは将来いなくなるし、光熱費だって安くなります。広い家は無駄が多い事を忘れてはいけません。

吹き抜け等の無駄な空間や、使わない部屋等。これらにお金をかけるよりも、質の高い住宅を建てるべきです。

住宅性能を上げる事で、住宅ローンの軽減になります。これを知らない人が多すぎます。

関連記事:見栄っ張りの家なんて建ててはいけない。身の丈以下がちょうどいい。

高性能住宅は実質金利を大幅に下げる

家づくりにおいて重要なのは、雨風から家を守り断熱性能の高い家を建てる事です。

家の形は、屋根付の総二階建てが最も適しています。建築費も安い上、断熱性能が高く強い家を建てる事が可能です。

さらに、窓、断熱材、吸排気、湿気のたまらない家を作る事で、省エネルギー住宅として認められます。

国からの手厚い補助金、金利優遇を受けられるので、設備投資や金利負担は大幅に軽減されます。

関連記事:総二階の外観をおしゃれに!安っぽくならないための建材選び。

「繰り上げ返済」必要なしの理由

超低金利の今、住宅ローン減税で10年間は、「繰り上げ返済不要」と言う考え方は、よく知られていますよね。

さらに私の場合、太陽光発電による光熱費の導入メリット、売電、国からの補助金、フラット35金利優遇があります。金額のトータルは、10年間で700万円を超えます。

10年間暮らしていただけで、私の住宅ローンの金利よりはるかに高いですからね。

高性能住宅は高い?

高性能住宅は、名前の通り高いイメージがあるかもしれませんが、決して高くないです。

土地付き3,000万円で、高性能住宅を建てる事は可能です。郊外なら土地も激安ですからね。

ローンは、月々8万円~8万5千円程度になります。もちろんそれ以下でも十分可能です。

現在でも補助金、売電、金利優遇、太陽光発電による光熱費の導入メリットは、500万円以上になる事は間違いないでしょう。

内装にお金をかける事は、家づくり最大のデメリット

あなたは、こんな家に憧れていませんか?

  • 漆喰や珪藻土、無垢の家
  • アイランドキッチンのあるリビング・ダイニング
  • 開放的なリビング(吹き抜け)
  • おしゃれな内装
  • 自分専用の書斎
  • 広すぎる子供部屋
  • こだわったお風呂やトイレ
  • 床暖房

これらは、住宅にとって必要な性能を上げる要素は、ほぼありません。

住宅購入の金額を上げる要素がたっぷりです。

 

ここに注目!!

  • 日本の風土に適した家の形(総二階)(軒のある屋根)
  • 断熱性能
  • 世界基準の窓
  • 吸排気設備
  • 通気性の良い家づくり(内部結露を防ぐ)

 

内装は、お金が無くてもできます。センスでいくらでもよくなりますから。

しかし、家の基本的な部分は一度建ててしまえば元には戻せません。

目に見えない部分にお金をかける事が、高性能住宅の基本です。内装は関係ありません。

まとめ

「繰り上げ返済」を考えるような住宅を建てること自体が間違っています。

余力のある月々のローン返済で、高性能住宅を建てることです。

たった10年間で利息分のメリットを生みだし、さらには30年ノーメンテナンス住宅が可能です。

あまったお金は、返済せずに「つみたてNISA」で資産運用すればさらにお得になりますからね。

2030年型の超省エネ住宅は、現在の超低金利では、最もお得な住宅で間違いありません。「繰り上げ返済」ではなく、借りたカネ返しただけです。

ただし、今後金利が上がったり、国の補助金額の年々下がる可能性も頭に入れつつ、検討してみて下さい。