倉庫の整理をしていたら昔もらった石油ストーブが出てきました。
高気密高断熱の家なので、ストーブが家の中では使えません。
しかし、寒い時期のバーベキューなら使えそう。このストーブ、小さな鍋やヤカンが2つ置けるのでとても便利そうです。
ボロボロな上、全く整備していないスウェーデン製の2筒式ストーブ「バイキング-POD-62」。点火するのでしょうか?
ボロボロのストーブを整備
芯は真っ黒、十年以上前の灯油もそのままの状態です。もらった時に、「10年以上使っていない」と言っていました。
おそらく15年は、そのままの状態です。筒の周りや芯も埃だらで、この状態ではブルーフレームとは程遠い・・・。しかし芯はきれいにすればまだ使えそうです。
芯をきれいにしてみた!
外で使うので、芯を新品にするのはもったいない。ヤフオクで買っても、1本3,000円前後しますからね。
芯クリーナーがあればよかったのですが、付属してなかったので自分でメンテナンスする事にしました。
完ぺきなふるーフレームにはならないかもしれませんが、外で使用するので多少の不燃はがまん。
これでも、軽く汚れを落とした状態です。真っ黒になってますね。ホコリやカーボンが付着しています。
ちなみに、この状態で火をつけてみると・・・
真っ赤な炎が不自然に・・・。火が出ていないヶ所もありました。
歯ブラシとハサミで
使用したのは、歯ブラシとハサミです。
まずは、芯の内部まで入り込んだ、黒い炭をかきだしてきれいにしてみました。歯ブラシは、固めの毛をの物を使用しています。
ちなみに歯ブラシはリサイクルショップで大量購入した物。3年分はあります。1本10円だったので、超お得。買い占めました。10年前のモノですが、現在でもつかわれているアメリカ製の高級歯ブラシです。
柄を手で曲げて使用できるので、歯磨きにはもちろん掃除にも使えて便利です。
歯ブラシで、黒い汚れがどんどん落ちていきます。芯の先がほつれてきますが、後で整えるので、小さなカスが出なくなるまでひたすらブラッシングです。
芯の先をハサミでトリミングしていきます。きれいにカットしないと不燃の原因になります。微調整しながら切るので、この作業は専用の芯クリーナーの方が早いかもしれませんね。
ある程度、整ったら火をつけてみて、不燃ヶ所(赤い炎)の部分をブラッシングしていきます。
周りのパーツもきれいに掃除
燃焼周りのパーツもきれいにしておかないと、付着したススが不燃の原因となります。
黒いすすがみっちりついています。パーツもくすんでしまっていますね。
ピカピカに輝きました。
金属の汚れ取りやサビ取りに大活躍のボンスター#0000番で磨きました。2分程度磨くだけで新品の様な輝きを取り戻しますよ。
パーツは磨き終わったら水で洗い流してしっかり乾燥させてください。ボンスターの鉄粉が付着したままだともらいサビによるサビで汚れてしまいます。
いざ点火!!
・・・・。
筒の窓が劣化しすぎて、ブルーフレーム(青い炎)が見えません。
多少不燃ヶ所もありましたが、青く燃焼しているので、良しとします。
最後に古いストーブは細心の注意を!
1970年前後の古いストーブなので、芯が問題なければ壊れる事は、ほとんどないでしょう。
しかし、耐震機能や自動消火はついていないので、家の中で使うにはとても危険。ヴィンテージのストーブを使用する時は、細心の注意が必要ですね。
私も、消したつもりが片側しか消していなくて、うっかり掃除用のスプレーに引火してしまいました。外側のサビを落とそうと思ってメンテナンス最中に大爆発です。
私の髪の毛と眉毛半分が燃えてしまいました・・・涙。
子供達は、私のドリフ状態に大爆笑していましたが、一歩間違えば大惨事でした。