昔の写真を整理していると、
「台紙に貼った写真が剥がれない!!」
なんて経験があると思います。
破れてしまったり、丸まってうまく保管できなかったり・・・。
思い出の写真や希少な写真は、きれいに剥がして保管したいですよね。
今回は、きれいに写真を剥がす方法をご紹介します。
ドライヤーの熱風で剥がす
「フエルアルバム」など糊の付いたアルバム。保管には適していますが、剥がすのが大変ですよね
今回は希少な50年前の芸能人の生写真を剥がしてみました。
用意するのはドライヤーです。
ドライヤの熱風を写真にあてると、のりが膨張し写真が浮いてきます。
若かりし日の美川憲一さんと奥村チヨさんの写真です。
端の方が少し浮いてきました。
四隅がある程度浮いてきたら、後は慎重に剥がすだけです。無理やり剥がすと切れてしまう事もあるので注意してください。
手でも剥がせますが、指紋の付着などが気になる方は、ピンセットを用意しましょう。
剥がれにくい場合は、少し時間を置いてからドライヤーを当てるを繰り返せばきれいに剥がれます。
思った以上に簡単に剥がせるので、時間はかかりません。50枚ほど剥がして所要時間は10分でした。
反った写真を元に戻す方法
ドライヤーの熱で乾燥してしまうため、写真が丸まってしまいました。
このままだと保管できません。
写真の反りを直す方法は、重たい物でプレスする事です。
例えば、本の下に置いたり、挟んだりすれば直ります。しかし、この方法は時間がかかるのと枚数が多い場合はかなり面倒です。
アイロンで強制プレス
アイロンを使用して強制的にプレスさせます。捨てる予定の写真などで一度試してから行ってください。
写真に直接あてたり、高温での使用は避けて下さい。
少し湿気を帯びると元に戻りやすくなるので、水で固く絞ったタオルを上にのせて、写真の裏面を1秒から2秒プレスします。
無理やり伸ばさなくても、全体にプレスできていれば大丈夫です。
プレスしてすぐは反っていますが、平らな場所に置いておけば、少しずつ自然に真っ直ぐに戻ります。
湿気が残っているとカビやシミの原因になるので、そのまま少し時間を置きます。
最後に10分程、重たい物の下でプイスさせれば出来上がりです。多少残っていた反りも仕上げできれいになりますよ。
我が家で一番重たそうな本のを用意しました。
剥離から含めても30分程度で完了です。
枚数が多い時はこの方法をおすすめします。
そのまま置いておくと反ってきます。一番上の写真が反っていますね。
新しいアルバム制作までの間は、封筒に入れて保管しておきましょう。
まとめ
古いアルバムの整理は時間がかかります。
何冊も整理する時は、今回紹介した方法だと時短で整理が可能になります。
- ドライヤーで剥がす
- アイロンで伸ばす
以上だけなので、お金もかかりません。
超希少な写真や戦前の古い写真などは、痛んでしまう事も考慮して専門店にお願いして下さい。