庭の舗装「コンクリート土間打ち」「アスファルト舗装」どちらにする?

注文住宅でを家を建てる際、広めの土間や駐車場にしたいと思う方も多いと思います。特に庭が広いと手入れが大変ですからね。

業者に見積もりを依頼すると、「コンクリート舗装」にするか「アスファルト舗装」にするか聞かれると思います。

自宅の舗装は、どちらが適しているのでしょうか?

アスファルト舗装とコンクリート舗装は、どちらが良い?

家の駐車場を後から造る時に、アスファルトにするかコンクリートにするか悩みますよね。車1台分程度であればコンクリートにしますが、数台分の駐車場を舗装する時は、アスファルトを選ぶ方もいます。

アスファルトは単価が安い?

アスファルトは、単価安いです。コンビニの駐車場やスーパーの駐車場が、アスファルト舗装にするのは、単価が安く工期も短くてすむからです。

舗装する面積が、広ければ広いほど安くなります。

そのため、一般の家庭の駐車場程度では、実はほとんど単価に違いがありません。4台程度の駐車場であれば、見積もりにほとんど差がないのです。ではどちらを選んだ方がよいのでしょうか。

自宅の舗装は、コンクリートをおすすめする理由

自宅の駐車場程度であれば、コンクリート舗装をおすすめします。

私の職場(自宅に併設)は、アスファルトの駐車場で、普段あまり乗らない車をとめています。車輪下は、徐々に沈下して、7年で凸凹です。

また、転圧した石がボロボロと取れてくるので、あと数年したら補修が必要。当時は何も考えてなかったので後悔しています。隙間から雑草が生えやすくなってしまうのも難点。

コンクリートは、アスファルトに比べて表面温度が低いので、真夏の外気の気温は低く抑えられます。アスファルトの照り返しは、かなり熱いです。また、子どもが、プールで遊ぶ際も火傷の心配があります。

将来の事も考えれば、耐久性の高いコンクリート舗装にする事をおすすめします。

コンクリート舗装のデメリット

ノロが発生して滑りやすい
コンクリートの日が当たらない場所では、ノロが発生しやすいです。基本的に、水勾配を付けて水を逃がしていますが、雨の日は水がたまりやすく、ノロで滑って転倒する危険もあります。

「ハケ引き」と言って、土間に細かい線を入れることで滑りを防止する事が可能です。我が家もお願いしました。

アスファルト舗装の駐車場は、透過性舗装にする事が多いため、雨が降っても水は溜まりにくく安全です。滑る事もありません。

■ひび割れしやすい
コンクリートは、必ずひび割れを起こします。ひび割れの無い、完ぺきなコンクリート舗装はできません。そのため、クラック防止の目地を入れます。隙間を開けて砂利を入れたり、植物を植えたりしているは、見た目だけではなく、クラック防止もかねています。

業者の選び方

駐車場の土間打ちは、左官技術も必要です。建売住宅の土間打ちをよく見ると、ムラがあったりカーポートの柱の下が凸凹があったりします。工期が決まっていて、単価も安い仕事です。熟練の職人さんは、そういった仕事を嫌いますからね。

自分の腕に自信を持っている職人さんは、完ぺきな仕事をしてくれます。妥協を許しません。

ネットで最安の業者を探しても、良い仕事は望めないかもしれません。工期が決まっているのでやっつけ仕事や経験の浅い職人さんを使います。

腕の良い大工、左官職人、ペンキ職人などは、個のつながりを大切にし、お客さんを第一に考えてくれます。

知り合いの大工さんや設計士さんに紹介してもらいましょう。職人さんに直接聞くのが一番です。100万円近い工事になる事もあるので慎重に選びたいですね。

まとめ

私は、「コンクリート舗装」「アスファルト舗装」の両方を駐車場を使用している経験から、「コンクリート舗装」をおすすめします。

一般的にアスファルト舗装の方が安いと言われていますが、それをうまく利用してふっかけてく業者もいます。家庭の駐車場程度では、金額に大差はありません。

将来のメンテナンスがかかる事を考えたら、コンクリート舗装ですよ。