注文住宅のコストダウンは水回りから!不要な設備が最も多い個所です

注文住宅では、見えない所にお金をかける事がもっと重要。光熱費が安くなり、将来のメンテナンス費用も下がります。30年メンテナンス不要の家も可能です。

しかし、予算には限りがあります。予算を減らすためには、まず、水回りを見直してみましょう。

水回りは、不要な設備や建材、オプションを外して、シンプルにさせる事で、掃除もラクになります。

キッチン

キッチンは、主婦にとっては、おしゃれにしたい場所。特にアイランドキッチンには憧れてしまいますよね。

置いてある物や汚れは、目立ちますので常に、きれいにしておかないといけません。

また、設備もグレードの高い製品を使用しないと、安っぽいキッチンが丸見えになってしまいます。見た目だけのために、通常のシステムキッチンの倍以上の費用がかかります。

システムキッチンにする事で、換気扇は通常のグレードで十分。照明器具や、椅子なども揃える必要が無くなりますね。

また、オプションも不要な物が多く、実際にほとんど使用しないケースが多いです。例えば、シンクに取り付ける水切り等は、めったに使いません。本当に必要かよく考えましょう。

どうせお金をかけるなら、収納を増やす事の方が大事です。見せない収納は、家事や掃除がとっても楽になります。

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バスルーム

お風呂も不要な設備を取り入れてしまう方が多いですね。まず間違った考えは、お風呂に長時間浸かっても、デトックス効果やリラックス効果は得られません。ぬるめのお湯に短時間浸かるのが効果的なので、お風呂にお金をかけても意味が無いんです。

と言う事は、広い間取は不要。色も白系統のシンプルで十分。余計なオプションを付けるほど掃除が大変になり、カビの住処が増えるだけです。システムバスやユニットバスを選びましょう。

洗面所のユニットは、あえてメーカーの高い物を使用しましょう。収納力が高く、湿気にも強い商品です。水場の家具は安い物を使用するとすぐにダメになります。収納力も無いので後に後悔します。

■お風呂で失敗するパターン
黒系統のお風呂・・・水垢が目立ち、掃除が大変。カビが目立たないのでカビだらけのバスルームになっているかも。

テレビの設置・・・リラックスしてテレビを見ているつもりが、ただ体力を奪われているだけ。

広い間取り・・・掃除が大変。広い分カビ対策も大変になる。

トイレ

トイレもシンプルが一番。「トイレを特別な空間に!」なんて方もいますが、トイレですから・・・。出来上がったからでもDIYで楽しむ程度で十分。

におい対策で、珪藻土や漆喰壁にする方もいますが、まったく意味がありません。

現在の家は、24時間換気システムが必須ですが、通常トイレにも排気口を設置します。また、トイレ(便器)自体に脱臭機能が付いています。

重要なのは、トイレットペーパーのストック場所や、タオルの位置、手洗い場の設置個所です。

特に手洗いは、スタンダードな商品を選びましょう。我が家はちょっと凝ってしまい、使いづらいく水が飛び散ってしまいます。子どもにも不評です。子どもが小さい家庭は、シンクは大き目の方が便利ですよ。

まとめ

水回りは、お金をかけてしまいがち。住宅メーカーの営業さんに巧みに進められてしまいます。良い家づくりにとっては、まったく不要な設備を付ける事になってしまいます。

新築気分なんて1年も続きませんから。それよりも家事がしやすく、収納が多いなど、機能的な部分を優先させましょう。

数十万~コストダウン可能なので、何度も見直してよく考えてみてください。