レオパレス21だけではない!新築住宅も見えない所は危険が潜んでいます。

「レオパレス21」の施工不良問題。数年と言うか毎年のように建築業界の問題が出てきますね。

発泡ウレタンを使用した事による、耐火、遮音の低下が問題となっています。

1996年から2001年の物件で施工不良が見つかったそうです。

特に2,000年以前ならレオパレス21だけの問題ではないでしょうね。

一般の住宅でも安心してはいけません。

新築住宅でも目に見えない部分は特に注意が必要。欠陥住宅は、未だに無くなりません。

ずさんな検査と欠陥住宅

 

今回の問題では、「完了検査がずさんだったのでは?」と言った事も考えられます。点検口が無い物件もあるとの事なので、ずさんであったのも間違いないでしょう。

ただ、姉歯事件以前の物件なので、検査は今よりゆるゆるの時代でした。

一般住宅でも住宅瑕疵担保履行法が出来る以前は、完了検査を受けないままの住宅がありました。

欠陥の住宅やマンションは、今に始まった事ではなく、昭和40年代から基本的な体質は変わっていないので、氷山の一角である事は間違いありあません。

住宅瑕疵担保履行法があるから安心してはいけない

住宅瑕疵担保履行法は、引き渡しから10年間、構造部分の瑕疵について保障していくる制度です。

現在は、完了検査を受けないと保険が適用されないため、一般住宅でも完了検査を受けるのが当たり前となっています。

逆を言えば、それだけ欠陥住宅が多いと言う証拠です。

きちんと建てていれば、なにも問題は起きませんからね。

建築中は自分で確認を行う

屋根裏や床下等に開口部があってももぐりこんで、隅々まで点検を行うのは不可能です。

施工不良や瑕疵があったとしても、わからないのが現状です。瑕疵があっても10年間何もなければ、逃げ切れちゃいます。恐ろしいですよね。

現に今回のレオパレスの件は20年間そのままですからね。個人宅だったら100%気付かなかったでしょう。

私が家づくりをお願いした設計士さんは、全ての工程を実際に見せてくれました。屋根裏、床下、全て写真も撮りました。

どういう工程で、どんな建材を使っているのか、現場で説明してもらいましょう。

建築前に確認を”]建築現場を見せてもらえるよるに、あらかじめお願いしておきましょう。

見せられない理由があるはずです。何か問題のあるから拒否すると言う事です。

 

中古住宅は要注意!!

中古物件は、さらにひどいです。

「空き家問題で中古が安い」

「新築は住んだ次の日から中古。資産価値がない」

と言う人がいますよね。

しかし、10年以上前の中古物件は、欠陥住宅の可能性がさらに高くなります。

かりに欠陥が見つかったとしても、そのまま蓋をして売るのが現状です。知り合いでリフォーム業を行っている人がいたら聞いてみるといいでしょう。「やめた方がいい」っていいますから。

中古物件を購入するなら、住宅に関して最低限の知識が必要ですよ。

最後に・・・知らなきゃ騙される

施主が建築に対してある程度の知識を持っていなければ、いい家は、建たないかもしれません。

「高い金払ってるんだから!きちんと建てるべき!!」

残念ながら通用しません。

レオパレス21のようなあり得ない事が、起こるのが建築業界・・・と言うより今の日本なのかもしれませんね。