中古物件は、安心ではない。最新設備や営業トークに騙されていませんか?

中古物件には、購入してから自分で「リノベーション」や「リフォーム」を依頼する場合と、不動産屋できれいに改築済みの物件がありますよね。

あらかじめリフォームされた物件は、安全なのでしょうか?

割安とも言われ、最新の設備などで人気がありますが、実は、住宅のプロは住みたくない物件が多いとも言われています。

リフォームした物件は危険?

まず、リフォームされた中古物件は、新築より割高の可能性があります。取り付けられている設備やフローリング、クロスは、大量に購入することで、コストを下げる事が可能です。

そこに、不動産屋がうまく上乗せして売っています。最新の設備でも実は、それほど高くはないのです。でも買い手は、きれいな設備に騙され高い金額で購入してしまいます。

内部はもっと危険

リノベーションやリフォームされた物件は、内部を見る事ができません。そこで、ホームインスペクター(住宅診断士)に診断済みと言う物件もありますが、不動産会社の営業さんでも取る事の出来る簡単な資格です。

きちんと診断されていない可能性もありますし、「中古住宅瑕疵保険」を過ぎてしまえば問題ありません。最長5年、構造の主要部分の欠陥が無ければ問題ないのです。

営業さんは、売る事が最優先だと言いう事を覚えておいてください。安全な家を造るのは、建築士の仕事です。建築士の資格がなければ、本当の「住宅診断士」とは言えません。

リフォーム屋が勧めない物件

こうした不動産屋が扱う物件は、リフォーム屋さんは、お勧めしていません。不動産屋から言われた予算内で仕事をする事が大事なので、例え欠陥が見つかったとしても、そのままになる事があるそうです。

5年はもっても10年後は、再リフォームが必要になり、さらに住宅にとって大きな欠陥であれば、新しい家を買った方が安く済む可能性もあります。

知り合いにリフォーム屋さんが数社いますが、「建築士レベルの知識が無ければ、中古物件に住んではいけない」と言っていました。

今売りに出されている、中古物件には、欠陥住宅があるのも事実。それを知らずに住んでいる人も多くいるそうです。

また、シロアリにやられているのに売り出されている物件もあるそうです。見極めは慎重にしなくてはいけませんね。

中古物件からの新築は高額になる

中古物件を購入して、リフォームしても10年後、20年後には、構造の主要部分が痛み、場合によっては、新築を検討する事になるかもしれません。

しかし、その頃には土地の価格は大幅に下がっているでしょうし、家を売る事が厳しくなります。

また、家の建て直しは、とても費用がかかります。解体費用は、年々増加しています。一般住宅でも20年後は、200万円以上は当たり前にかかるかもしれません。300万円かも・・・。

メンテナンスフリー住宅

今は、30年以上メンテナンスフリーな住宅を建てる事が可能です。30年後に一度リフォームすれば、一生住む事が可能です。定期点検を行っていれば、リフォームすら不要かもしれません。

中古物件を購入してしまえば、将来、多額のリフォーム費用が必要になり、無駄な買い物になってしまいます。

総二階建て

メンテナンスフリー住宅にもっとも適しているのが、総二階建てです。総二階建ての住宅は、家を風雨から守ってくるのに最も適した形です。

屋根や外壁にお金をかける事で、風雨から家を守り、家の重要な柱などの腐食を防ぎます。そうした住宅は、50年以上家族を守ってくれます。

総二階建ての新築を検討している方におすすめの記事です!

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まとめ

中古物件は、風雨にさらされ続け物件です。メンテナンスフリーで建てられなかった物件をいくらきれいにリフォームしても、目に見えない個所は痛み出しています。

中古物件の購入は、危険だと言う事を知らないで、購入してしまうと後々後悔する事になるかもしれませんよ。