ショールームや住宅展示場の設備は、小物などディスプレイされているため、とても素敵ですよね。
「あれも欲しい!これも付けたい!」
しかし、建築会社が買わせるための演出です。
生活や収入に見合った設備を選ばないと後に後悔します。グッとこらえましょう。
価格を抑えて料理や掃除が楽になるそんな設備の選び方をご紹介します。
住宅設備の基本
住宅設備の基本と言えば、キッチン、お風呂、洗面台、トイレの4点ですね。この基本設備を購入する際のポイントを紹介します。
キッチンを選ぶ時の基本ポイント
- 料理のしやすさ
- 収納スペース
- 掃除のしやすさ
1.料理のしやすさ
料理をし易くするためには、調理スペースとシンクの大きさの確保です。それ以外はオプションと考えましょうです。今まで使っていなかった設備を付ける必要があるのかよく考えましょう。
- 食器洗い洗浄機
- 魚を焼かないのにグリル
- 浄水器
本当に必要か見極めましょう。この3点だけでも10万円値段が変わります。結局使わなくなるなら、別の所にお金をかけたいですね。
2.収納スペース
現行のシステムキッチンはかなり大容量のつくりになっています。キッチン用品の十分な収納可能です。
家族4人なら吊戸棚は必要ないかもしれません。吊戸棚っていらない物をしまうための収納になりがちなんですよね。いただきものとか、結婚式の引き出物とか。
それならば・・・
キッチンパントリーをおすすめします。キッチン用の収納庫です。2帖程のスペースを作れれば、冷蔵庫~食器棚まで全て収納可能です。
突然のお客が来ても全て隠せるので、散らかったイメージがないので安心ですよ。
キッチンと冷蔵庫のスペースを広くとれ、手の度々く範囲で食器や
3.掃除のしやすさ
システムキッチンのシンクは人造大理石をおすすめします。汚れを落としやすく、削る事でシミ汚れも修理可能です。
また色は白系統の色を選びましょう。理由は水垢が目立たないからです。
黒系はおすすめできません。一ヵ月もすれば、水垢汚れが目立つし掃除も大変です。
ガラストップのIHクッキングヒーターは、ガスコンロと比べると掃除にかかる時間は、1/3程度です。ガラストップの製品を選べば、焦げ付くことなくいつまでもきれいに使えますよ。
バスルームの設備を選ぶ時のポイント
- 掃除のしやすさ
- 色は白系統
- 余計な棚は付けない
- 洗面台や収納はメーカー品
1.掃除のしやすさ
凝った形のお風呂は掃除が大変です。カビは隙間が大好きですからね。なるべく凹凸のないシンプルなデザインを選びましょう。
ホテルみたいなお風呂に憧れても、毎日の事です。すぐに飽きますよ。
2.色は白系統
黒のバスタブやバスルームは人気がありますが、水垢が目立って汚くなります。気になり過ぎてコンパウンドで処理する方もいますが、抗菌やコーティングまで剥がれてしまいます。
また、カビが目立たたないのでカビだらけのお風呂に入っている事に気付きません。
白系統やベージュ色は水垢が目立たず、汚れやカビは目立ちます。カビ処理が直ぐに行えるので、いつでも清潔です。
3.余計な棚は付けない
普段使っている、シャンプー等のボトルの本数を確認して、最低限の棚を取り付けるようにしましょう。
お風呂は、家の中でもっともカビが繁殖しやすい場所です。目に見えない場所が多いほどカビが多くなると思って下さい。
シャワーヘッドなども通常仕様で問題ありません。
お風呂にお金をかけるなら、内装ではなく、断熱にお金をかけて下さい。ヒートショックから守ってくれます。
4.洗面所の設備は良い物を
洗面所の設備は専門のメーカーを選びましょう。
イケアやニトリや通販の商品、DIYは、洗面所におすすめできません。木は変形しますし、カビの温床になりやすいです。あっと言う間にダメになります。
メーカーの製品は専用に作られていますので、抗菌、防カビ、防水、さらに大容量で機能面も優れています。
洗面所やお風呂は、人に見せる場所ではありません。おしゃれにするより、機能的で家事が楽になる事を優先させましょう。
トイレを選ぶときのポイント
製品としては、TOTOやINAXが優れていますが、こだわりが無ければ、設備メーカーで統一させることで、安取り付ける事ができます。
パナソニック製品で、設備を統一したので、割引率は定価の6割引きでした。
トイレもこだわる必要のない場所です。
清潔に保つためにもシンプルにする事を心がけましょう。
自動開閉は必要ないと思います。歳をとって、リフォームする頃に検討してはどうでしょうか。
シンプル設備は掃除が楽で、お値段は半額以下!
全てパナソニック製品で揃えました。システムキッチン、お風呂、洗面、トイレ全ての設備費用は110万円です。一般的な平均金額の半額以下で揃える事が可能です。
なぜそんなに安いの?
ハウスメーカーや工務店では定価の3割程度の価格で仕入れています。また大量に同じものを仕入れる事でさらに安くしています。
パワービルダー系のメーカーが、設備の選択(形や色)に幅がないのはそのためです。マンション用に大量生産した物を使って価格を抑えています。
良心的な工務店でも、定価の4割ほどで、見積もりしてくれる場合がりますよ。
水回りにこだわるのは幻想。無駄遣い。
気持ちはよくわかります。展示場やショールームを見た時にため息が出るほどきれいでした。欲しくなりましたね。でも私たちズボラ夫婦が最新設備にしていたら、きっと後悔していました。
水回りは、毎日使いますよね。と言う事は、毎日掃除が大変です。誰も見ることのない場所にお金をかけて、毎日掃除して、バカバカしくなりますよ。
キッチンにお金をかけても料理は美味しくなりません。
お風呂にお金をかけてもリラックス効果は得られません。
トイレにお金をかけたら掃除が大変です。
【コンセントの位置間】
水回りはコンセント位置や数も重要。掃除の事を考えてきちんと配置しましょう。
【パントリー】
キチン用品だけでなく、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品、食器、食料、すべてが収納できるのでいつでも清潔さを保てます。
【パントリーの換気】
ゴミ箱も収納できるので換気も必要です。換気扇ではなく、24時間換気システムの換気口をつけましょう。
【IHクッキングヒーター】
オール電化の場合ですが、IHクッキングヒーターは、全面ガラストップにしましょう。掃除が楽になります。ボタンが壊れにくいのも◎。
【水回りの床材】
業務用の床材をおすすめします。無垢ではなく、ビニル系の床材ですが汚れにく掃除も楽です。おしゃれなレストランやカフェでも使われる建材です。
まとめ
水回りのには、数十万円も無駄な設備を使っている人がたくさんいます。中には、300万円以上使う人もいますからね。
そのほとんどが、おしゃれにお金を使っています。
家事の時短や快適な生活を手に入れるためにお金を使うのが正解だと言う事に気付きましょう。
家づくりは、金銭感覚がマヒしてしまいます。数十万円が安く感じてしまうんですよね。
そうならないためにも、一度プランを持ち帰って、必要なのか不要なの家族で相談してかじっくり考えてから決めて下さい。