湿地帯(田んぼ)の【分譲地・住宅】たった数年でコケやカビだらけ!

数年前、私が注文住宅を建てる際に、参考にするため見て回った分譲住宅地を数年ぶりに見に行ってみました。

街並みからデザインされた「おしゃれ」な住宅街として売りに出された物件でしたが、現在は・・・。

「苔(こけ)の目立つ住宅街!」

某大手ハウスメーカの戸建分譲

40棟以上ある住宅を大手ハウスメーカーが街並みをふくめてデザインし、売り出した分譲住宅地。

完成した当初は、閑静な住宅街ながら、商業施設も多く人気の高い物件でした。

湿地帯の土地

この土地は、元々田んぼだった土地です。周りは、湿地帯が多く、数十年前まえまでは、川もよく氾濫している土地でした。当然地盤は、最悪です。

土地に詳しかったり、建築業の方でしたら買わないと言われていた分譲地です。また、地元の人は、みんな知っていて「あそこは買わない」って心の中で思っているような土地です。

地盤改良という言葉に騙されてはいけません。数値なんていくらでもごまかし可能ですからね。

ハザードマップでも危険な土地

住んでいる方は知っているのでしょうか?ハザードマップでは、5メートル浸水の地域です。

「平成30年7月西日本豪雨」の様な水害は、日本のどこで起きてもおかしくはありません。数十年に一度の災害ではなく、常に備えが必要です。

新築で売り出されて数年の土地が、地域でもっとも危険な場所なんですね。これで川の氾濫が起きて浸水した場合は、人災と言えるのではないでしょうか。間違いなく住宅メーカーは承知で建てていますからね。

外壁の『のろ(コケ)』が目立つ

分譲されてから、4年程ですが、コケが目立ちます。周りの分譲と比べて、土地も広く隣の家との間隔もあります。北側以外の太陽があたる外壁までコケが目立っています。雨だれ部分のコケも目立っていたのでとても、新築から4年の家には見えません。

北側の外壁は、すぐにでも洗浄した方が良い家もありました。一面緑色です。コーキング部分が遠目から見ても不自然な色をしていたので、外壁がゆがんでいる様に見えました。おそらくコーキングが劣化しています。

短期間でこれだけコケがでてしまっています。目に見えない部分、断熱材もカビだらけの可能性があります。

しかも、外壁は、セラミックウォール、30年の美しいと言われている商品です。4年でコケだらけなんですけど・・・。わたしなら文句言っちゃうかも。通常、苔の発生は保証外ですが、流石にこれだけ短期間だと、外壁の痛みも早まりますからね。

地震が起きたら・・・

地盤調査の方や建築業の方が、地震が起きたら液状化する可能性は否定できないと言っていました。

電線を地中化にし地震が起きた時の対策も行われていますが、もし液状化して、建物自体がゆがんでしまっては、意味がないですからね。

仮に、自分の家だけが助かっても、周りの家が、復旧不可能であれば、ライフラインの復旧は後回しです。安全なライフランなんてありません。こんな言葉に騙されないようにしましょう。

ご近所トラブル

実は、この分譲地、ご近所トラブルの噂をよく聞ききます。分譲地の近くに公園があるのですが、そこの公園をめぐってトラブルがあるらしいのです。

他の子どもが遊んでいると、仲間に入れてもらえなかったりするそうです。

後から作られた公園なので、公共なんでしょうけど・・・。自分たちの物って意識が強すぎて、他の子どもが遊べないらしいんですね。たた遊べないだけではなく、かなり陰湿な事が行われて、誰も近づかないそうです。

言い始めは親でしょうから、そんな事言える人が近所にいるかと思うとゾッとしますよね。

まとめ

分譲地の住宅を検討する際は、どんな土地だったか必ず調べるようにしましょう。湿地帯に建てた家が、どれほど傷むのかは、一目瞭然でした。

周りの戸建分譲より、1,000万円以上高いお金を払って、長持ちしない家を買ったも同然です。さらに言えば、少し離れた半額で買える、新築の建売住宅より長持ちしないでしょう。

一生住むかもしれない住宅を、見た目や営業の言葉に騙されて買ってしまわないように、少しでも住宅購入の危険性につて勉強して下さい。後悔しない家づくりをしましょう!!