寄棟屋根がおすすめできない理由「40坪以下の家」
- 夏涼しい・冬暖かい=断熱費用
- 光熱費の削減=設備費用
- エネルギーの自給自足=太陽光発電
以上がZEHハウスの基本。
①夏涼しい・冬暖かい=断熱費用
家づくりは、ここ数年で大きく変わってきています。どのメーカーも高断熱の家づくりを目指しています。
- 窓やサッシの性能
- 日射遮蔽(しゃへい)
- 冷暖房効率
今まで、おざなりにされてきた断熱性を上げるために、以上のような事を意識した家づくりに変わりつつあります。つまり家のお金のかけ方も変わりました。
②光熱費の削減=設備費用
- オール電化
- エコキュート
- 換気設備
- LED
以上のように設備費用にお金をかける事で、効率用よくエネルギーの消費を抑える事ができます。
③エネルギーの自給自足=太陽光発電
- 太陽光パネルの設置
- 発電の効率化
①、②でエネルギー消費をおさえ、足りない部分を太陽光発電で補う事により、限りなくエネルギーを使わない家のが実現します。
効率よく発電を行うには、大きな屋根が必要です。切妻や片流れが基本です。
寄棟屋根:コストと効率の悪さ
ゼロエネ実現にお金を使いたいので、効率で考えたら40坪以下の家で寄棟屋根は向いていない事になります。
非効率な寄棟屋根
ZEHやエコ住宅だと適していないのは以下のような理由です。
- 台形(2)+三角(2)=寄棟
- コストがかかる
①台形(2)+三角(2)=寄棟
寄棟屋根は家全体で見ると大きな屋根ですが、太陽の当たる南側は、台形の形です。太陽子パネルを載せるには非効率だと言う事がわかります。
②コストがかかる
屋根面積、軒、雨樋、全てが大きくなりその分コストがかかります。
また複雑な形状となるため、工期が長く人件費もかかります。
他の設備などにお金をかけたいのでコストの低い切妻屋根がおすすめです。
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雨風には強い
切妻屋根と比べて接合部分が四方に伸びているので多少の雨漏りのリスクがあります。とは言え、雨漏りの多い箇所は壁なので、壁を守っているという意味では最強の屋根です。
風への耐久が高いので日本家屋など瓦を使った屋根に向いています。
やはり大きな家に向いていますね。
まとめ:寄棟屋根は40坪以上の大きな家が理想
寄棟で建てる方は、大きな家に住める方向け、ざっくり言ってお金持ち住宅と言えます。
40坪以下のゼッチやエコ住宅を建てるなら、切妻や片流れの選択がいいかと。私的には、小さい家に不釣り合いなのでおしゃれとは言えません。
寄棟屋根で効率よく太陽光を載せるなら、50坪必要かと思います。原則南面に載せるとして。
家は見た目も重要なので小さな家を建てる方は、寄棟でいいのかもう一度見直してみて下さい。
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