【総二階建て】切妻屋根が理想的「ダサく見えない3つの理由」

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総二階の屋根の形が決まりません。バランスよくおしゃれに見せるにはどうしたらいいでか?

 

今回はこんな質問にお答えします。

 

答えを言ってしまうと、総二階の屋根は切妻屋根か片流れ屋根です。他の形は時代遅れのデザインで、雨漏りリスクの高い屋根だからです。

 

切妻屋根か片流れ屋根どちらがおすすめかと言えば、切妻屋根。

理由は以下です。

 

あきないデザイン

リスクが低い

 

 

この2点について詳しく説明していきます。

「シンプルすぎてつまらない」と考えるかもしれませんが、一生飽きのこない家を建てることが大事ですよ。

 

切妻屋根が理想的「ダサく見えない3つの理由」

 

シンプルデザインこそ美しい。

 

  1. シンメトリー
  2. 昔から変わらない形
  3. 建築家の家

 

以上の事はデザインの基本なので、知っておくと「ダサい家」にはなりません。

簡単な設計なんですが、意外と守られていません。

 

シンメトリー

左右対称の事です。

脳は左右対称を美しいと判断するため印象に残ります。

 

  • 屋根の左右の大きさ
  • 一階と二階の大きさ
  • 窓の配置
  • 色の配置

 

上記の設計の設計が左右対称であることが大事です。

 

左右対称なので、コストをかけずに美しい造形が可能です。

複雑な形を美しく見せるには、それだけお金もかかってしまいます。

 

昔から変わらない形

三角屋根は、世界共通です。

 

  • 日本の屋根:白川郷合掌造り
  • アメリカの家:南部カントリーハウス
  • 北欧の家:デンマークスカーゲンの街並み

 

昔から美しく今で家づくりの参考にされている屋根は三角ですね。

つまり、30年後も変わらないデザインとして残ります。

今はやりの屋根にしてしまうとあの時のデザインになってしまいます。

 

建築家の家

建築家の家と聞くと豪邸を想像します。

 

  • 前川國男:質素なシンメトリー住宅
  • ル・コルビュジエ:集合住宅
  • フィン・ユール:三角屋根の家

 

上記は私が参考にした家です。

間取りや家の形などシンプルで参考になります。

シンプルな家は住みごごちがいいので、建築家の自宅は意外に質素だったりします。

 

関連記事:【建築家のデザインハウス】家づくりの参考に【おしゃれ住宅3選】



リスクを考えた設計

屋根は家を守る設計でなければ意味がありません。

屋根から雨漏りする事なんて論外です。

 

  1. 雨から家を守る設計
  2. 自給自足の太陽光発電

 

①雨から家を守る設計

このブログで何度も書いていますが、しつこいほど書いた方がいい事なので何度でも。

 

  • 三角屋根は雨を下に落とす
  • 雨漏りは壁からする

 

屋根のない家ってたくさん見かけます。特に最近はやりのキューブ型の家。

雨は重力に逆らわないので、屋根が無ければその場に留まるか行き場を探します。経年劣化で同じような症状があったとしたら、雨漏りする確率が高いと言う事になります。

雨漏りの最も多い場所は壁です。窓枠、ベランダなど壁を切り取って作られています。当然雨漏りのリスクが場所です。

屋根の軒は、壁から雨を守る役目をしています。つまり屋根は絶対必要。

 

②自給自足の太陽光発電

売電が下がったとは言え、設備が安くなったのでお得な太陽光。もちろんリスクがあります。

 

  • 災害時のリスク大
  • 20年後の消費電力

 

災害時のリスク大

新築時からの設計ならある程度は耐えられるます。しかし近年、台風は巨大化し大きな被害をもたらしています。

ちなみに私の家は風速40メートル以上の風は耐えました。もし50メールが来たら危ないかも。

 

20年後の消費電力

片流れ屋根は、パネルを大量に載せるための形です。

デザインは人の好みですが、20年後そんなに電力が必要でしょうか?夫婦二人だけの生活です。今の日本の経済を考えたら、余った電力を買い取ってくれる補償はありません。

 

エコの観点で忘れられがちですが、太陽光発電は家族が生活できる分を発電するが基本。適度にのせられるサイズが切妻屋根です。太陽の当たる南側にパネルを載せ、最大に発電できる角度を屋根で調整できるので理想的です。

かっこよさ度アップ。外観にはこだわった建材選び

ダサく見せないためには、屋根、外壁の建材へのこだわりが必要。

 

  1. 内装にお金をかける=安っぽい家
  2. お金をかけた方が安くなる不思議

 

こだわらなかった家は以上の様になるかもしれません。

①お金かけなかった家の特徴

 

  • 内装にこだわってしまう
  • 建売みたいな家になる
  • 劣化が早い

 

生活している場所なのでほとんどの方が内装にお金をかけます。その方が儲かるので、施工会社もそちらに誘導します。

なので外壁には、大量生産された安い建材を使いコストを下げます。せっかくの注文住宅でも見た目が建売に見えてしまいます。もちろん見た目がおしゃれな家もあります。ですが、建材自体は安いので劣化が早いかもしれません。

 

私の家と同じ時期に建てた坪単価20万円も高い、人気のおしゃれ工務店の家は現在コケだらけです。内装がおしゃれな家は、どんな建材を使っているのか確認しましょう。

 

②お金をかけた方が安くなる不思議

 

高い建材には、以下のメリットがあります。

 

  • 長期保証
  • メンテナンスフリー
  • 熟練の職人

 

高い建材は、20~30年保証が付いたものがあるので、メンテナンスフリーの家の実現が可能です。30年後に1回メンテナンスをすれば、また数十年と住むことができます。

安い建材は30年間に2度のメンテンナスが必要です。つまり金額は変わらいと言う事です。

 

安い建材は、未熟な職人でも施工できるように作られいます。とは言え、技術の差でコーキングなど場合によっては数年で劣化してしまいます。

 

高い建材は、専門の職人さんが施工します。こだわりがあるので妥協しません。

建材にこだわりたい方は、下記の記事を参考にして下さい。

関連記事:総二階建ての家をおしゃれにする方法【建材選びが重要です】

 

まとめ:総二階建て切妻屋根が最強

お金をかけずに、シンプルでおしゃれな家は総二階が最良。

昔から変わらない形を建てる事です。

 

  1. シンメトリー
  2. 昔から変わらない形
  3. 建築家の家

 

以上の事を参考にしながら、自分のオリジナルを少し足していけば、ダサいなんて言われません。

 

かっこいいだけじゃなく、何十年も住める家が実現できるのでコスト面においても満足できますよ。

 

外観でお悩み方は以下の事を検討してみましょう。

 

関連記事:総二階建ては『ダサい』?下屋や庇で『魅せる』外観目指しましょう!

関連記事:総二階建ての【バルコニー・ベランダ】は不要!その理由とは?