都市計画において市街化区域は、積極的に家を建て市街化させる区域です。市街化調整区域は、市街化が抑制し原則家を建てる事ができません。
市街化調整区域は、税金が安かったりとお得なイメージを持っている方もいるようです。しかし、現状では色々な問題もあります。
土地が売れないので、空き家問題が深刻化
市街化調整区域が法律によって区別される前からその土地に住んでいる方は、住居の建て替えも可能ですし、問題なく住む事ができます。
しかし、50年も前に出来た法律。核家族化によって跡継ぎは、新興住宅地に移り住んでしまい、空き家として残されてしまいました。
家を建てる事が出来ないので、土地は売れない上、家屋の解体費用も数百万する場合もあります。
損をしてまで、解体はしませんよね。
土地のポテンシャルが高い
市街化調整区域ってどんな土地想像しますか?大半の方が、畑や田んぼが広がった場所を想像すると思います。
ですが、先ほども言った通り古い法律なのです。当時とは、景色が変わってしまい住宅街の中にもあったりします。好立地の場所もあるんですよ。
しかも、長年住まれていた土地は、災害に強いんです。現在の災害による住宅被害は、本来建ててはいけない土地に家を建てた事による人災です。
近い将来売れる土地になる
今後の人工の減少や空き家問題を考えたら、新たに開発するよりも、市街化調整区域の土地を売れる土地にした方が、問題は解決されます。
住宅に限り許可を出せば、土地の価格は一気に上がるでしょう。売れる土地になれば、空き家も解消されますからね。
当時の悪法
実は、市街化調整区域の指定された当時の行政は、相当悪かったらしいです。きちんとした説明もせず、ほぼ無理やりサインさせられたそうです。
身内の話なので間違いなのです。将来売れない土地になる事を知り、取り消しを求めても門前払いだったそう。集団で訴えたそうですが、ダメだったそうです。
その50年後、その通りの事になってしまいましたね。売れない土地は、どうにもなりません。
空き家になった土地は、木が多い茂り、伐採費用もかかります。その費用もばかになりませんからね。
手放すのはちょっと待った方がよいかも・・・
市街化調整区域に土地を持っている方は、手放すには早いかも。多分、数年以内には見直さると私は予想しています。オリンピックまでには、改善される可能性があります。
不動産屋から問い合わせがあったからと言ってすぐに手放さないように。きちんと調べてから話を進めましょう。買い叩かれないようにして下さい。
まぁ私の予想なので、当たらないかもしれませんが、無理に手放す必要はないですよね。どうせ今は、大した額では売れませんよね。
まとめ
これからは、土地が売れない時代になります。特に、90年代から現在までに開発された土地は、問題が多すぎて買う人も少なくなるでしょう。
川に近い地域では、ハザードマップを見るとかなりやばいです。絶対に買ってはいけませんよ。山の造成地も危険です。
売り手、買い手にとって都合の良い土地、それが市街地に近い市街化調整区域なんですよね。きっと見直されるでしょう。見直すべきですね。