「二世帯住宅は失敗する」「価格が高い」など負のイメージがありますよね。
日本は戦後30年で、核家族が大失敗しているのに未だにそれを受け入れようとはしません。
現在の、待機児童問題、空き家問題、孤独死問題って核家族化がそもそもの原因です。
嫁姑問題は、同居が問題だったので、完全分離二世帯住宅では、問題はかなり解消されているはずです。
価格が高いと思われる二世帯住宅も、考え方次第で、最も安い住宅になるんですよね。
そこで今回は、「これからの日本は二世帯住宅がおすすめ」ってお話です。
子育て世帯では二世帯住宅がおすすめ
私が二世帯住宅の生活を始めて、2年半が経過しました。
嫁姑問題は今の所起きていません。二世帯住宅のルールを作ったので、お互い干渉せず暮らせています。
何よりも子育てが楽になるのでおすすめです。夫婦共働きが世帯が多いので、時間やお金は有効に使いたいですからね。
待機児童、留守番問題が解消
夫婦共働きの世帯って多いと思いますが、子どもを預けるのに苦労しますよね。保育園、学童など仕事の都合に合わせてお迎えに行くためかなりの労力と無駄な時間を使っています。
小学校に上がると留守番させている親もいますが、虐待と言われてしまいます。。周り近所と親しくない現代においては、いつ何があるかわかりません。お子どもを一人で家に居させる事は、親として考え方が甘いと思われててもしかたがありません。
二世帯住宅なら、祖父母にお願いすればいいだけの話。家族ですからね。分担して子どもの面倒を見ればいいんです。
ただし、子どもを預ける時は、親にお金を払ってお願いする事をおすすめします。学童やベビーシッターにもお金を払いますよね。
「もったいない」と思うかもしれません。
しかし、同一世帯に住んでいるのだから、資産が一緒。実は、まったく損をしていません。お金を払う事で、お互い納得する事ができます。
親の認知症予防になる
孫と遊ぶ事で会話が増え、外に散歩に行って体を動かすなど、「ボケ防止」になります。
子どもの遊びは、絵を描いたり、字を練習したりと、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に楽しく遊べるので、記憶力が上がり認知症予防につながります。
ただし、子どもの体力にはついていけないかもしれません。ゲームをやらせたり、子どもが離れる時間を作ってあげると楽になります。
子供を一人にさせない事が大事なので、ストレスにならない程度に見守ってあげましょう。
私の親も孫と一緒にいる時が一番楽しそうです。おばあちゃん知恵をたくさん教わってくるので、子どもにとっても大切な勉強になっています。
完全分離コンパクトな二世帯住宅は次の世代も暮らせる
一昔前の二世帯住といえばちょっとした大豪邸でした。
しかし、現在は設備もコンパクトになり、家を大きくしなくても完全分離の二世帯住宅で快適に暮らせるようになりました。
老夫婦が快適に暮らせる、間取りは、1LDKもあれば十分です。
将来、余る部屋が無いように考えた設計
親が、亡くなった後は、私たちの世帯が暮らし、子ども達に広い居住場所にバトンタッチします。その頃には子供たちは立派な大人です。
ローンも子ども達が引き継ぎ、3世代で払えるような家づくりが必要になります。
無駄な部屋をなくしてコンパクトでエコな家づくりは、長期にわたって住める住宅が可能になります。無駄がないので、価格も抑えられますよ。
親が、頭金を援助し、働き手の子どもがローンを返済し、残りのローンは孫たちが返せば、将来的な不安はかなり解消されるはずです。
もしも、将来子どもが住みたくないと言えば、民泊として利用も可能です。そのためにも完全分離の二世帯は必須です。
これからの日本に必要な二世帯住宅
核家族を選んだ側の問題が、待機児童、空き家問題を生んでいるですよね。核家族は、戦後たったの30年で失敗した事が分かっているのに、現在も同居を拒む人が多いのが現状です。
昔のように、同居ではなく、完全分離の二世帯住宅は、隣に住んでいる感覚で暮らせます。
経済的にも楽になるので、核家族から大家族へ昔の日本に戻るべきだと思います。
二世帯住宅は、三世代が住めてローンも安い
二世帯住宅の家づくりを失敗しなければ、50、60年と長く住む事ができる家が完成します。
三世代でローンを返済すれば、なにも恐れる事はありません。海外では当たり前の考え方です。
35年ローンが残っていても、20~25年後は子どもがバトンタッチして払えばいいだけの話ですから。それが嫌なら自分で独立して住めばいいだけで、親が援助するなんてそもそも間違だと思っています。
共働きで子育てに悩んでいる方は、二世帯住宅にして楽して暮らしてみませんか。