シロアリ被害の住宅にお邪魔してきました!新築時の防蟻対策と定期点検を忘れずに

シロアリ被害の現場にお邪魔してきました。

まだ、築15年程の物件ですが、玄関がふかふかなんです。

思った以上に被害は深刻。

新築でも中古でも『シロアリ対策』は必要なんだと改めて思いました。

耐震低下!シロアリ被害

玄関の壁を剥がしたら柱も食われていました

阪神大震災以降、耐震性の高い住宅が建てられるようになりました。国の基準を満たした住宅は、土地選びに失敗していなければ、地震で倒壊する可能性は極めて低いと思います。

しかし、どんなに耐震性能の高い家を建てても、基礎や柱をくわれてしまえば意味がありませんからね。

熊本地震でも倒壊した家でシロアリ被害があったそうです。大きな地震が2回あった事で、大きな被害となったわけですが、シロアリによる腐朽も少なからず関連があったと言われています。

たったの15年でボロボロに

スカスカの玄関

今回見させていただいた玄関です。

上にのったら崩れるほどスカスカで、まわりも歩くとふわふわします。

玄関の壁を剥がしてみると内側全体がボロボロです。詳しい検査が必要だそうです。

築15年でこれですからね。

シロアリの恐ろしさを思い知りました。

売る予定なのですが、修繕にかなり金額がかかるそうです。

定期的に点検が大事

建築基準法で防蟻処置をほどこすことになっているので、新築時はそれほど気にする必要はないと思います。

「アリダンシート」「セントリコン」など健康に安全な施工方法もあるので、新築時は、建築会社に相談しましょう。

我が家はアリダンシート工法を採用したので、10年間限度額500万円まで保証されています。

その他でも5年程度が保証期間となるので、定期定期な点検が必要です。調査費用は、15,000円程が相場なので、5年に一度くらいは、調査してもいいかもしれませんね。シロアリに食べられてからでは遅いですからね。

シロアリ侵入経路

シロアリの侵入経路は、土からの侵入が主です。

基礎、基礎の配管、玄関回りなど、土から侵入し、入り込みやすい隙間を狙ってきます。

専門業者にお願いし侵入経路を遮断する事が大事です。

無料点検にだまされない

築年数がある家では、

「無料で点検します」

電話や訪問して高額なシロアリ工事を行う悪徳業者も存在します。不安にさせる言葉を並べて契約します。

「世の中、無料は存在しません」

覚えておきましょう。

「無料」と言う言葉で、後から高額請求をします。

無料と言う言葉を信じてはいけません。

特に建築業界では多い言葉です。

「無料太陽光」「無料点検」「手数料無料」「家電プレゼント」「家具プレゼント」

気を付けましょう・・・。

まとめ

シロアリ被害に合わないためにも、新築時の対策や定期点検は必ず必要です。

すべて業者任せにしないで、きちんとした施工方法や会社を選びをして下さい。

また、中古物件では、実際にシロアリ被害可能性が高くても販売している物件もあります。

仲介業者に必ず確認をして、調査や駆除をしてあるのか確認をしましょう。