最近の住宅では、当たり前だった網戸がオプションになりました。高気密高断熱住宅で換気システムが整っていれば、窓を開ける必要がなく、経済的とも言われています。
しかし、住んでいる場所によっては、網戸を付けた方が経済的になる場合もあります。
住む環境を考えて、選ぶようにしましょう。
都会住宅密集地では、網戸不要
高気密高断熱の家では、換気システムがしっかしりていれば、換気は必要ありません。特に都会に近い住宅街では、外気の方が汚れています。窓を開けて空気を入れ替えする必要ありません。
きれいになっている空気をわざわざ汚してしまうんですね。
開ける必要がないと言う事は、網戸は不要になります。
田舎ではエアコン不要な時期が多い
温暖化により、5月頃から夏日がかなり増えました。灼熱ではないので、窓を開ける事で過ごしやすくなります。
我が家では、4月~7月中旬までと、9月から10月中旬は、エアコンをほとんど使う事がなく、窓を開けて過ごします。
そのため、そのため、上記期間の電気代は、とても安くなります。1世帯当たりの月の電気代は、3,000円を切ります。(2世帯+職場の電気代がかかっています。)
住宅密集地ではなく、都会から外れていれば、窓を開けて過ごした方が経済的です。
虫が苦手
虫が苦手だったり、夏場の蚊の対策ならば、網戸は不要。窓を閉めて生活する方がいいですね。小さな虫や蚊は、窓を開けた一瞬のうちに入ってきます。
片開き窓や滑り出し窓の場合は、内側に網戸が付くので、開け閉めの際に虫が入りやすくなります。
ワンプッシュ式の蚊取り等を使えば、蚊による寝苦しさは解消されます。通常使用で人体への影響は無いので安心してください。※アレルギー体質の方は、反応してしまう場合もあるそうです。
自然の風は気持ちい…ただし汚れます
田舎ならではなのかもしれませんが、自然の風の気持ち良さには、かないません。
設計の段階で、風の通りを良くしてもらったので、中途半端にエアコンを使うより、窓を開けた方が涼しく過ごせます。
その代償として、砂埃など外の汚れが入ってきます。また、窓の閉め忘れにより、雨が入ってしまうリスクがあります。
メンテナンスが大変
網戸は掃除が大変と言う事で取り付けない方もいると思います。その通りで、網戸掃除はめんどくさいですよね。
ただ、高気密高断熱の住宅では、引き違い窓が少ない場合があるので、外側の網戸の設置数は、少ないかもしれません。その辺りも設計士さんに要相談ですね。
100均に行くと網戸掃除専用のグッズもあります。結構便利な道具がたくさん売っているので、是非使ってみて下さい。
住んでいる環境による
個人的には、網戸を付けた方が、気持ちよく生活できるのでおすすめです。
しかし、都会の住宅密集地では、不要かもしれません。住んでいないので、なんとも言えませんが、花粉や大気汚染を考えれば窓を閉めていた方が良さそうです。
住んでいる環境によって変わってくるので、よく考えて下さい。後付にすると値段が高くなる可能性もあるので慎重に。
専門家の間では不要と言う意見が多いようです。私の家の建築士も不要と言ってました。
近年はゲリラ豪雨もあるので、窓の閉め忘れによって悲惨な目に合う事もあります。
ただ、自然の風は気持ちいいんですよね。住宅街から外れているなら必須です!!