住宅のプロ以外は中古物件を買ってはいけない。悪徳業者に騙されるな!

リフォームやリノベーションされた中古物件は、近年とても人気があります。見た目の良さで選んでしまうのでしょうが・・・。

住宅の事を何も知らないで購入してしまうと痛い目に合うかもしれませんよ。

中古物件が危ない理由

リフォームやリノベーションされた中古物件は、きれいに見えますが、長持ちするかは別です。素人では、内部がどのようになっているか判断する事が難しいですよね。

将来的に高い確率で雨漏りやシロアリ被害で大規模な改修をしなければいけない場合があります。

実際に中の木が腐っていてもそのままリノベーションしてしまう事もあります。「隠しちゃえば問題無し!」がまかり通っています。

既存住宅保証制度

中古物件にも保証制度があります。

「既存住宅保証制度」と言って主要な構造の欠陥や雨漏りを2年間保証してもらえる制度です。これなら安心ですね・・・。って

たった2年で、欠陥が起きる可能性なんてめっちゃ低いですよね?

中古物件を売る側は、2年なんて計算済みですよ。

悪徳リフォーム業者の実態

不動産の売買は当然ですが、不動産屋が行います。

リフォーム業者は、不動産屋に頼まれて改修工事を行う事になるでしょう。リフォーム工事では、構造欠陥が見つかっても「見て見ぬフリ」をします。

リフォーム業者からすれば、不動産屋から仕事をもらっている以上は、余計な事をして仕事がもらえなくなるのは痛手です。頼まれた事をしていれば、お金がもらえます。

お客と顔を合わせる事はないので、いくら欠陥が見つかっても罪悪感を感じません。

許可不要のリフォーム業

リフォームは、500万円未満の工事であれば、許可不要で行えます。

建築士の資格を持っていなくても工事が出来てしまいます。

つまり、大規模な改修工事はそもそも行えない可能性があります。つまりリフォーム済みとなっている物件は、見た目だけ変更した程度に過ぎません。

以前住んでいたマンション

私が以前住んでいたマンションは3LDKです。私が住んだ時点でワケあり物件。なぞのシミとかあって怖かったです。

引っ越した後にリフォームが行われました。築30年フルリフォームで金額は100万円弱だそうです(リフォームした業者が知り合いでした)。

そして売り出し価格が、1680万円です。即売れしたそうですが、住んでいた自分かしたらめちゃくちゃ高い。下の階に通報魔も住んでいますからね。私なら1,000万円でも買いませんw

知らないって恐ろしいです。

「家を買ってはいけない」に騙されるな

近年よく聞く言葉ですね。

「資産が残らない」や「将来、中古物件が安く手に入る」など聞いた事があるかもしれません。

家が資産にならなければ、家を買う事が負債になってしまいます。ですが、最新の家は光熱費が驚くほど安く、プラスになる事もあります。

賃貸に住んでいる人は、負債どころか「他人の借金(負債)を一生懸命払っている」事実に気付いていませんからね。比べる以前の問題。

中古物件が安く手に入ったとしても、長年住んでいなかった家は、雨漏りの危険性もあるうえ、内部はカビだらけでしょう。大規模な改修工事が必ず必要になります。

歳をとった時の事を考えてませんよね。年寄りに賃貸なんて貸してくれませんから。死なれたら困るし。大家にとってはリスクが高いです。

中古物件は20年~30年で買い替え

中古物件を購入しても20年程度でリノベーションや買い替えの時期が来ます。

現在の新築物件は、賢く建てれば50年は持たせることができます。

中古物件を何度も買い替えしてリフォームする費用があるのなら、はじめから新築の方が安く済むに決まっています。

買うならマンションが最強

最後に、住む事だけを考えたら、マンションが最強です。

近頃の災害映像を見ていると、マンションだけは被害が少なく、命は守られます。家族を守るための家ですからね。

災害にもっとも強く、立地もいいので、稼ぎ頭がサラリーマンとして働いている家庭では、もっともリスクが少ないのがマンションです。

ただし、子育てを優先させた場合は、一戸建ての選択肢になるでしょう。マンションでは、子どもを目の届く範囲で自由に遊ばせるのは、とても厳しいです。

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