「花粉症の季節は、洗濯物を外で干したくない!!」
国民病とも言われる花粉症ですからね。誰もが思う事だと思います。
我が家も花粉症に悩まされいます。
そこで、冬の間、浴室の隣の部屋を簡易ランドリールームとして使用してみました。つまり毎日部屋干しです。
使っていなかったエアコンを毎日5時間フル稼働。驚いたことに電気代もほとんど上がりませんでした。
エコ住宅では、ランドリールームは必須だと言う事を改めて感じました。
エアコンとエコ住宅のいいとこどり
エアコンは、30度に設定。毎日、洗濯物用に5時間フル稼働させました。
電気代がかなり上がる事を覚悟していましたが、昨年と比べて冬の1日平均では、たったの30円増えただけです。
エコ住宅の性能を活かして、エアコンを使用できたので電気代が安く抑えられました。
部屋干しの匂い
エアコンには、ドライ機能や除湿機能が付いているので、臭いを抑える効果があります。また、風量も調整できるので風を強めにあてました。
基本的に、嫌な臭いはしません。
しかし、大量の洗濯物を一気に乾かすと時などは、ワイドハイター(除菌効果の高い物)を使用する事をおすすめします。
また、エアコンが汚れていたり、洗濯層が汚れやカビが臭いの原因となる事もあるので、定期的に掃除しましょう。
ランドリールームの熱を利用
洗濯物を干した部屋は、階段下にあります。そのため、暖められた空気は二階にあがります。
その結果、家全体が暖められました。エアコン一台で全ての部屋を暖める事が可能になります。
結果、他のエアコンの使用が減ったので、光熱費が上がりませんでした。
保温力を活かす
我が家は、高断熱でQ値=1.0の家です。
保温力が凄まじく、一度温めれられた部屋は、真冬でも15度を下回る事はありません。
ランドリールームの熱を効率よく使用すれば、光熱費をおさえて家全体を暖める事ができます。
乾燥機は不要
乾燥させながら、部屋も暖めてくれるので、乾燥機は必要ありません。
乾燥機に比べて時間がかかるのがデメリットですが、夜間に干せばいいだけですからね。むしろ、オール電化住宅では、電気代の安い夜間の方がおすすめです。
一石ニ鳥
電気代を抑えるだけではありません。
高断熱の住宅は、部屋が乾燥します。中には、加湿器を置く家もある程です。しかし、洗濯物を乾かす時にでる水蒸気で部屋が乾燥する事はありません。
洗濯物を乾燥させている間は、ランドリールームの戸を開けておけば、家全体に程よい湿気を送りながら、部屋を暖める事ができてしまいます。
間取りを考える時は、家全体に暖かい空気がいきわたる様な設計が大事になります。
高断熱住宅のランドリルームは超経済的
ランドリールームの一番のメリットは家事の時短が可能になる事です。
洗濯物を集めて、洗って、乾かして、畳んでしまう。この一連の作業が効率よく行えます。
高性能住宅やエコ住宅では、エアコン1台あれば、浴室乾燥、ガス乾燥機、洗濯乾燥機、無駄な設備投資は不要です。
洗濯機も“洗い専門”の機種で十分。乾燥機がいらないので、スペースを広くとれますよね。
家事を無くして、設備を減らして、光熱費が安い。とても経済的です。
ランドリールームのデメリット
ランドリールームにデメリットはありません。メリットしかありません。
ただし、
Q値の数値が小さい、高気密高断熱の家である事が条件です。
低い性能の家では、デメリットだらけとなっていまいます。結露やカビに悩ませれ、電気代も高くなるでしょう。こうした家でランドリールームを作るには、慎重な検討が必要です。
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最大限に活かせる住宅を建てること
エアコン一台で、効率よく洗濯物を乾かす事ができるランドリルーム。
「これからの住宅には欠かせません!」と言いたいところですが・・・。日本の住宅は、低レベルな住宅だらけと言うのが現実です。
Q値=1.0の高性能住宅やエコ住宅だからこそおすすめできるのがランドリールームです。
高性能な家は、高いと思うかもしれませんが、光熱費がかからない、快適に過ごせるので結果として、住宅ローンが安くなる事を覚えておきましょう。
それから、ランドリールームをおしゃれ目線で作ってはいけませんよ。あくまで、家事の時短を目的とした設備や間取りを考えなくてはいけません。誰かに見せる部屋ではないですからね・・・。