清水建設が緊急事態宣言の対象地域の工事をストップさせました。
なんと500もの現場です。
社員がコロナに感染し亡くなったためです。
それに続き、鹿島建設、大林組、竹中工務店、大成建設、ゼネコン大手各社が対策を検討中です。
この対応は一般の人の我々にとっては素晴らしいと思うかもしれません。
でも500の現場で働いていた人はどうなるのでしょう。大問題です。何千人もの職人さん達が現状の仕事を失った事になります。
ゼネコン工事中止で全国に蔓延する可能性
その1:一人親方は個人事業主
その2:全国の現場へ
その3:緊急事態宣言の延長
大手ゼネコンが工事を止めてしまうと大変な事が起きます。
その1:一人親方は個人事業主
職人さんにとっては死活問題です。
会社に所属している方はまだしも、一人親方(個人事業主)の方は明日の仕事が無くなります。
その2:蔓延の可能性
下請け工事が中止になったら今までは、他の現場への紹介などで対応可能でした。しかし今回は受け入れてくれる現場が見つからない可能性があります。
また、仮に地方の現場で受け入れがあったとしても新型コロナウィルスが蔓延してしまう可能性は否定できません。
もしもクラスターが発生した場合は、全国規模で工事が中止されます。
その3:緊急事態宣言延長の可能性
現段階では、5月6日までの自粛です。
新型コロナウィルスが終息しなければ延長する可能性は高いです。しかしこれ以上伸びると、建設関連の方に話を聞いたら相当ヤバいらしい。
固定費が払えない
- 家賃
- 車両や重機ローン
- 従業員の給料
- その他通信費など
建設業は工事が止まっても、毎月の支払い金額がとても多いです。
住宅で考えても1棟の契約が無くなれば、数百から数千万円入ってきません。
そこそそこ大きなハウスメーカーなら、数千から億単位で毎月の固定費が消えていきます。
数か月でショートする可能性はめちゃくちゃ高いです。
ゼネコン工事が止まったり、海外からの建材が入ってこないなど、悪いニュースが流れていますが現状ではそれほど困っていないのが建築業界です。 なぜなら、現在建てているのは新型コロナウィルス前に受注したからです。&[…]
終息させるためにもあと2週間は不要不急の外出は控える
これだけニュースになってもこんな方たちがいます。
- 人だらけの商店街
- 子どもだらけの公園
気持ちはわかりますが、経済が深刻である事を理解しましょう。
あなたたちが、にこにこしている裏で、仕事が無くなるかもしれないと恐怖を感じている人がたくさんいます。
もっと国民が理解していかなければ、自分たちにその代償が返ってくることをもっと理解してほしいでです。