家の中に隠れてしまう断熱材。適当に考えてはいけません。
私の家にも採用した「アップルゲートセルロースファイバー」を紹介します。
アップルゲート社セルロース断熱材
- 材料は新聞紙
- アメリカで一般的
- 施工に時間を要する
新聞紙などを細かく裁断しホウとまぜ、機械で吹き付けて施工します。
日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは一般的な断熱材。
壁や天井にぎっちり充填していきます。工期期間は一週間程。とんでもない量のセルロースが充填されるので時間がかかります。
セルロースファイバーの3高い
以下優れた点です。
- 調湿効果が高い
- 断熱効果が高い
- 防音効果が高い
新聞紙は、保存、保温に使いますよね。湿気を吸収して熱を逃がさないからです。
大量に敷き詰められるので、外の音はほぼ聞こえません。雨が降っても気づかないほどです。
3年以上一度も結露なし
住んでから3年以上経過しましたが、一滴たりとも結露をしたことがありません。
欧米では、窓やサッシの性能を上げてトータルで結露対策をするのが一般的です。
断熱の効果を最大にするには、サッシや窓は高性能な建材を選ぶのが鉄則です。
関連記事:【トリプルガラスの樹脂サッシ窓】世界基準の断熱性能と結露予防!
気になる価格:施工費含む
アップルゲート社のセルロース断熱を使用しました。200平米で工賃、透湿シートその他すべてで、82万円でした。
現在、住宅に使用されている断熱材は様々なものがあります。
そのほとんどが科学物質で作られたものです。
これに対してアップルゲート セルロース断熱の材料は自然の木の繊維。アメリカの新聞を使用しています。
科学物質で包まれた家と自然素材で包まれた家。断熱材は家の約7割近くを占める建材です。
アップルゲートのセルロース断熱は防火性能が非常に高いため、省令準耐火建物、T構造になります。
火災保険半額:保険会社はあいおいニッセイ同和損保
在来木造工法でも火災保険が半額になるのでお得ですよね。
ただし、あいおい限定。
実際に火災が起きた際に保険が下りない可能性もあるそうなので、ほかの保険会社で通すのはやめておきましょう。
施工費は高い:住みやすさ光熱費の安さでチャラ
高い理由は以下にまとめました。
- 断熱層によって価格が変わる
- 施工に時間がかかる
- 人件費
- 平米単価:4,000~
施工に一週間かかるので、人件費もかかります。寒冷地では、断熱厚く施工するので、お値段アップです。
トータル設計で安い
火災保険の減額、断熱性能による光熱費の削減、結露対策不要などのトータルだとお得です。
施工に注意
なんでもそうですが、いい加減な施工は商品が良くても意味がありません。
沈下する
過去に、沈下したという話があったそうですが、施工業者に確認したところ現在は問題ないそうです。
天井裏の設備に注意
セルロースファイバーに限られた話ではないですが、見えない所をいい加減に施工する業者もいます。
換気システムや照明器具の機械トラブルになるので、どこにシステムを設置するのか確認しましょう。
最後に:充填前に落書きしてね
将来、子供たちが大人になって取り壊す日が来るかもしれません。セルロースファイバー施工前に家族みんなで落書き大会です。
きっと覚えてはいないでしょうが・・・。
建築さんと日付を書いて記念写真も撮りました。
高性能な断熱材をお探しの方、アップルゲート社のセルロースファイバーの検討をおすすめしますよ。